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【J2:第3節 東京V vs 京都】プレビュー:大黒柱不在。“チーム力”問われる東京Vは、一新した大木・京都を相手に連敗脱出を誓う。(11.08.06)

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8月6日(土)J2 第3節 東京V vs 京都(18:00KICK OFF/味スタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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この試合で、今季リーグ戦はちょうど半分を迎える。何としても勝って、後半戦に良い流れで入っていきたいというのは、どのチームも同じだろう。
8月に入り夏休みも本格化し、サッカー少年・少女が数多くスタジアムに足を運んでくるに違いない。彼らに『夏休みの思い出』の1つとして絵日記に記してもらえるような、熱く激しく、印象に残る好試合を期待したい。

東京Vは、絶対的な存在であるDF土屋征夫が出場停止となる。正直、非常に痛い。だが、「チームにとっては痛いけど、その分みんなが、より責任を感じて『やらなきゃ』の気持ちを持って戦ってくれれば」と、佐伯直哉は逆にプラスの要素に変えようと、全員に奮起を促す。「どうしてもまだ、バウルさん(土屋)におんぶにだっこのところがある。それを超えて“チーム力”を高めるチャンス。結果を残して自信をつけたい」。

連敗阻止のためまず徹底させたいのが、「先に失点しないこと」だと、川勝良一監督も選手たちも口々に話す。さらに、柴崎貴広はここ3試合連続で2失点していることにも言及し、「先に点を取られると厳しくなる。それでも、攻撃の人が追いついてくれたのに2点目もとられると、勝つのは難しくなる。まずは失点0を目指します」。今週は、いま一度DFラインを確認したという。

そこで今節注目したいのが、恐らく土屋欠場によって9試合ぶりの先発が予想させれるであろう深津康太である。「スタメンから外れて、僕も何もしてこなかったわけではない」と、ベンチから試合を見守ったことによって改めて強化してきたことに自信をのぞかせる。「バウルさん、(高橋)祥平のコンビを見ている、相手のFWだったり、カウンターに対して粘り強く守っているなと感じた。僕は、1回のミスで失点していたので、止められなかったとしても、相手を遅らせることだったりはできる。取り組んできたその辺をしっかりと試合で出したい」と語る。「とにかくやるだけです。悔いが残らないよう、最後のゲームのつもりでとにかく必死にやります」。静かながら、「観に来てくれるサポーターのために絶対に勝ちます」と、宣言していた。

また、攻撃陣も、「先に失点しない=先制点を奪う」ということを非常に意識している。GK柴崎は「1点は必ず取ってくれる」と、信じているが、「でも、そこから先の2点目からが取れていない」と、阿部拓馬は申し訳なさそうに話す。「勝っていた時はすべて先に点を取っていた。ウチは先制すれば自分たちのサッカーをアグレッシブにどんどんやれて点もたくさん入るから、まずは先制点をとることがポイントだと思います」。良いパスがどんどん出てくるから、試合が楽しいという阿部。得点がないと「なんかもう、1試合1点をとらないと、気持ちが悪い」と感じるまでに、ゴールが欲しくてたまらないそうである。FWとしての得点意欲に、ぜひとも期待したい。

「言ってみれば、流れを引き戻すための大一番。みんな重要性は十分わかっているはず。必ず勝ちきりたい」と佐伯も、必勝を誓っていた。

対する京都は、前節約1カ月ぶりにホームで勝利を収め、気分的にもリフレッシュされたに違いない。今季はここまで1度しか連勝していないだけに、前節勝利の流れをこの試合に持ち込み、連勝を飾りたいところだ。

東京Vの選手たちに京都のイメージを尋ねると「若い」という答えが複数返ってきた。「若いチームだから、勢いに乗せると怖い」とGK柴崎は警戒を強めているが、一方で「ダメージを与えられれば崩れるのも、若いだけに早いはず」とも。京都としても、先取点を奪うか奪われるか。大きなポイントとなりそうだ。

若い選手といえば、注目したいのが、右サイドを形成する伊藤優汰と駒井善成の京都下部組織出身コンビだ。前節も、伊藤が抜群の飛び出しを見せれば、駒井も決定的シュートを放つなど、躍動感あるプレーでチームに貢献している。また、どちらも高い個人技も持っている。下部組織出身選手といえば、東京Vの多くもそうであるため、チームの未来を背負った若手ホープ同士の戦いも楽しみだ。

また、京都は前節、10本ものCKを獲得しており、決勝点もCKからだった。東京Vはここのところセットプレーからの失点が続いているだけに、今節もセットプレーのシーンを積極的に作ることもまた、勝機を増やすポイントとなるかもしれない。

どちらも発展途上のチーム。自分たちのスタイルを確立していくためにチャレンジを恐れない、アグレッシブなゲームを期待したい。

以上

2011.08.05 Reported by 上岡真里江
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