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【J2:第3節 岡山 vs 熊本】プレビュー:両者の戦術が浮き出る一戦。最初の仕掛けは、いつ?どちらが?サッカーの深い愉しみを味わいながら、勝点3に持ち込むには?(11.08.06)

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8月6日(土)J2 第3節 岡山 vs 熊本(19:00KICK OFF/カンスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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「組織的な守備をしてくるので、そのブロックを崩すのは容易なことではない」と、岡山・影山雅永監督。熊本は前節の戦いで、引いて守る戦術をとった湘南に対し、やりたいプレーが出来ない時間を凌がなければならなかった。しかしゲーム終盤には、突破を図るため、3バックにしてウイングに起点を作りゴールを狙った。結果として、1点ビハインドのまま今季初の連敗を喫したが、自在に変更可能なシステム、守備から攻撃に切り替わった瞬間のスピードなど、熊本らしい侮りがたさも表れたゲームだった。

熊本は6月後半の2連勝以降、7に入ると引き分けが3戦続き、その後2連敗と、過去5試合、勝ち星がない。数的不利に陥ったF東京戦で5失点するまでは、失点数はリーグで2番目に少なく、相手にボールを持たせても、簡単にはゴールには近寄らせない堅守が特徴的だ。ワンボランチとトップ下を置いて中盤をダイアモンド型にする4−1−3−2をベースに、状況に合わせてダブルボランチのボックス型の陣形を使い分け、3バックのチームに対しては、ボックス型も考えられる。攻撃面では、身長191cmの長沢駿とスピードのある松橋章太、もしくは190cmのファビオが2トップを組み、ロングボールからチャンスシーンを作り出すほか、右サイドバック・市村篤司のサイドを起点とした攻撃も繰り返し効かせている。

岡山は、先週の栃木戦をスコアレスで引き分けた。「試合後、うちの選手が倒れ込んでいたのは、疲れより、点を取れなかった悔しさだったと思う」と影山監督。再三、チャンスを作りながらゴールを割れなかったこのゲームで、得たものは、勝点3への執念だろうか。前線3人の話を聞くと、「悔しさは乗り越えて、次は点を取れるようにしたい。大事なのは勝利すること」(チアゴ)。「チアゴとは、ここにパス欲しいと思ったら、パスが来るし、ここにおってほしいって思ったらおる。もっと上げて、最終的には自分が点を決めないと」(臼井仁志)。「今はゴールより、守備して走って攻撃して、少しでもみんながラクになっていい攻撃が出来るように、という気持ちが強い」(石原崇兆)。

守備に関しては、岡山もブロックを作ると裏を取られるシーンは減っている。互いに引いた展開となることも考えられるが、そこでポイントとなるのは、「攻守の切り替え。あとはセットプレー」と影山監督は続ける。「監督は作戦を考えてると思う。どちらかがリスクを冒しても仕掛ける時間は必ず来ると思うので、ゲームの中で考えながら勝利に持ち込みたい」と話すのは、出場停止の金民均に代わってボランチ入りが予想される竹田忠嗣。シーズンを折り返すゲームで、勝点3への執念を燃やすチームがぶつかる。ハードワークは必至。そのうえで戦術がぶつかり合うゲームは、サッカーファンを湧かせる内容となるだろう。

以上

2011.08.05 Reported by 尾原千明
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