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【J2:第22節 千葉 vs 札幌】プレビュー:札幌との相性が悪い千葉。それでも守備陣の奮闘で失点を阻止し、攻撃を工夫して勝つしかない。(11.07.22)

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7月23日(土)J2 第22節 千葉 vs 札幌(19:00KICK OFF/フクアリチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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千葉は第20節熊本戦を1−1(得点者はDF竹内彬)で引き分け、J1昇格の目安としてドワイト監督が課した『5試合で勝点10』のノルマを達成できなかった(6月29日開催の第2節を含む第17節からの5試合は2勝3分で勝点9)。その不足分も次の5試合で得ようと第21節湘南戦に臨んだが、攻守ともに不調で0−2で敗れ、順位を2位に下げた。

湘南戦では、10分までにFW深井正樹がシュートを3本打つなど試合の入り方は決して悪くはなかったが、17分にクロスボールをキャッチしようとしたGK岡本昌弘がファンブルし、こぼれ球から湘南のDF大井健太郎にシュートを決められて失点。さらに、44分にはオフサイドか否かのジャッジはかなり微妙だったが、ディフェンスラインの裏に抜け出した湘南のFW中村祐也に追加点を許した。湘南戦はDFマーク ミリガンが累積警告による出場停止で、代わりに今季初出場のDF茶野隆行がセンターバックに入った。「FWの2人が(ディフェンスラインの)裏を狙ってくる選手だった」(MF米倉恒貴)湘南に、千葉のラインコントロールとの駆け引きでうまくやられた形となった。

今季の千葉は序盤の5試合では失点数が2で無失点試合が3試合と、今季から取り組んだゾーンが主体の組織守備の成果が出ていたかに見えた。だが、16試合を終えた時点では失点数が17と1試合平均1失点で、無失点試合は計4試合しかない。湘南戦では米倉が「1点取られてからバタバタしてしまって、ウチのリズムが崩れて苦しくなった」と話したが、熊本戦に続いて得点よりも先に失点というのは、失点減少を目指して守備から入るチームにシフトしたはずの千葉には非常によくない状態だ。今節は出場停止明けのマーク ミリガン、湘南戦ではミスがあったものの今季は好守が光る岡本の奮起に期待したい。

一方、札幌は7月6日開催の第2節を含む第17節からの6試合は3勝3分で、7位に浮上。今季は失点が少ないものの得点も少ないため勝ちきれない試合があったが、第20節愛媛戦は3−1(得点者はFW内村圭宏、FW横野純貴=2得点)、第21節水戸戦は2−1(得点者は内村、FW岡本賢明)と、FW陣が得点して勝ち切った。この連勝には、第20節で今季初得点して2試合連続得点と好調な内村の存在が大きい。内村はボールキープで味方が攻め上がる時間を作り、自らドリブルで仕掛けるなど幅の広いプレーで攻撃を活性化。シーズン序盤に比べて厚みのある攻撃ができるようになった。

16試合終了時でF東京の10、熊本と鳥栖の11に次ぐ12と失点が少ない札幌の守備を千葉が崩すには、今まで以上の工夫が必要だ。熊本戦で堅固な守備ブロックに対してサイドからのクロスボール一辺倒になり、湘南戦では点が取りたいあまりに攻撃の選手が前で横一線の状態になって、ロングボールが入ったあとのセカンドボールが拾えなかったという反省点がある。その点に対して、FW深井正樹は「急いで縦にボールを入れるだけでなく、焦らずにボールをまわすことも必要だし、ロングボールに対しての選手のポジショニングを考えないといけない」と話し、DF坂本將貴は「ロングボールの攻撃がウチのスロトングポイントであることは間違いないので、しっかりパスをつなぐ攻撃とのバランスを状況によって考えながら、選手が意思統一をしてやらないといけない」と話した。
昨季の千葉の対札幌戦は第18節が0−3(得点者はMF古田寛幸2、岡本)、第33節が0−1(得点者はMF宮澤裕樹)と1点も取れずに2敗。だが、相性は悪くても、今節は悪い流れを断ち切るために、札幌のパスワークを寸断する守備、バリエーションのある攻撃で勝つしかない。

■この試合注目のCOOL BALLER:マーク ミリガン(千葉)

以上

2011.07.22 Reported by 赤沼圭子
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