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【J2:第22節 岐阜 vs 栃木】プレビュー:精神論で片付けたくないが、今はその状況。岐阜よ、気持ちを見せてくれ!(11.07.22)

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7月23日(土)J2 第22節 岐阜 vs 栃木(18:00KICK OFF/長良川チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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正直言って、このプレビューで何を書こうか非常に迷った。メキシコでU-17W杯を取材後、東京V戦とF東京戦に足を運んで取材をしたが、この2試合ともメキシコ滞在中にホームで見せた、京都相手の大逆転劇は何だったのかと思ってしまうほどの試合だった。結果は2試合で0得点7失点。最下位に沈むチームであることを如実に表す数字となっている。
状況は正直言って非常に苦しい。しかし、誰よりも勝利を待ちわびているサポーターに、これ以上の落胆を与えることは、決してやってはいけない。ましてや今回はホーム。3試合ぶりに帰ってくる長良川のピッチで、選手たちは戦術云々ではなく、気持ちを全面に出した戦いをしなければならない。決して直近の2試合で見せたような、ミスがらみの失点などしてはいけない。

もう背水の陣で臨まなければならない。開き直るとかそういう次元ではなく、がむしゃらに危機感を強烈に持って戦ってほしい。なぜこういうことを言うのかというと、7失点を細かく見ると、正直全身全霊でボールを奪いに行こうとする選手が少ない。
U-17W杯では若き日本代表がフランスやアルゼンチン、ブラジルといった世界の強豪を相手に体を投げ打って守備をしたり、気迫を前面に出して戦い、ベスト8という快挙を成し遂げた。これを間近で見てきた人間としては、この2試合でそういう気持ちは伝わってこなかった。東京V戦の2失点目は、セルフジャッジから生まれたし、F東京戦では交代選手がすぐに負傷し、貴重な交代枠を有効に使えないなど、目を覆いたくなることが目の前で起こった。
先日、なでしこジャパンが世界一になった。彼女たちもドイツやUSAといった格上を相手に、体を張った守備と気持ちのこもったカウンターで、勝利をもぎ取った。今回の相手の栃木は間違いなく格上。U-17となでしこが身を持って教えてくれた『必死さ』を、今見習わずにいつ見習うのか。とにかくこの試合は気持ちのこもったプレーを見せてほしい。それに尽きる。

前節のF東京戦では菅和範が左サイドバックに入り、押谷祐樹が左サイドハーフに入った。GKも野田恭平がチーム復帰すると、即スタメン出場。徐々にスタメンの変化がみられるようになり、この試合で木村孝洋監督がどのような選択を下すのかに注目だ。
2トップは西川優大と嶋田正吾で行くのか、それとも佐藤洸一を起用してツインタワーで行くのか。DFラインは前節同様に菅がサイドバックに入るのか。CBにてこを入れるのか。いずれにしても何らかの変化を期待したい。

4位に位置する栃木は、FWリカルド ロボ、MF水沼宏太、高木和正がスムーズな連携から、厚みのある攻撃を展開。守備もCB渡部博文を中心に安定しており、岐阜が打ち破るのは難しいだろう。だが、気持ちで何とかなるのはU-17やなでしこが証明してくれた。もちろん、彼ら彼女らは素晴らしいサッカーを展開した。岐阜だって、京都戦のようなサッカーを展開できるのだから、やれないことはない。

「結局精神論か」と言われそうだが、今はその状況であることを理解してほしい。課題を挙げたらきりがないし、1日、2日でどうなる問題ではない。だからこそ、気持ちを強調したい。絶対に勝つ、絶対に点を入れさせない。点を入れられても、絶対に取り返す。失点が増えたら、何が何でも1点を返す。この気持ちの連鎖を一人一人が持たないといけない。
この先、プレビューで何度もこの言葉を使わなくてもいいように、まずはこの試合で気持ちを見せてほしい。サポーターもそれを望んでいるはずだ。

■この試合注目のCOOL BALLER:野田恭平(岐阜)

以上

2011.07.22 Reported by 安藤隆人
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