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【J2:第21節 徳島 vs 東京V】プレビュー:連勝を伸ばすのは果たしてどちらか!?クラブ初の5連勝が懸かる徳島は前半を凌いで流れを引き寄せたい。(11.07.15)

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7月16日(土)J2 第21節 徳島 vs 東京V(18:30KICK OFF/鳴門大塚チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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特別なところは何もない。トレーニング中やその合間に流れる空気は至ってこれまでと同じ。チームに見て取れるのは落ち着いた集中と全く普通の明るさだ。
しかし、一見変わらないようでもきっと徳島の選手たちは強く感じているはず。前節まで5連勝と強烈な勢いを纏っている東京Vを迎える今節には、勝点3以上のものが懸かっていると。また同時に、この大一番の結果はきっとチームの今後も大きく左右するものになると誰もが意識していることだろう。

さてその重要なゲーム、当然徳島としては相当難しい戦いになると予想される。今の東京Vの状態からして、運動量、プレー精度、グループ連携、メンタル面等々、チームにはあらゆる部分で100%が求められ、ちょっとしたミスや僅かな集中力の欠如も許されないと言えよう。ただ、緑の軍団攻略のポイントはひとつハッキリ見えているように思われる。それは、前半45分を凌ぎ切ること──。

そう見るのも東京Vが前半発揮する攻撃力をもってゲームの主導権を引き寄せ、相手をねじ伏せているからだ。実際彼らの5連勝を振り返れば、そこでの総得点18のうち12が前半に挙げたもの。さらに17・18・19節ではいずれも前半だけで3ゴール以上を奪っており、最初の45分間での畳み掛けによって勝負の大勢を決めているのである。こうした事実からして東京Vが前半に際立つ強さを持っているのは疑う余地のない事実であり、それを活かした戦い方を彼らが勝利の方程式としているのは間違いない。

だが逆に徳島としてはそこが狙い所。堅く敷いた守備によって前半を失点なく凌ぎ、その方程式を崩して東京Vに焦りと綻びを発生させたい。そうすれば必ずピッチ上のイニシアチブを握れ、チームは望む結果へ繋がる道を歩けるはずだ。そしてそのために不可欠と思われるのが距離感に気を配ったブロック形成である。それによる全体でのスムーズなスライドと連動したアプローチこそが、ボールを動かしながら仕掛けようとする東京Vの攻めを手詰まり状態に陥れるのではないだろうか。
そこで今節の徳島のキーマンとなるのはやはりディフェンスリーダー三木隆司。「4戦連続完封という安定は、僕らDF陣だけでなくチーム全体の守備のベースが成長をしたことによるもの。だから今節も自分たちのすべきことをしっかりやるだけ」と胸中を聞かせてくれた。彼が的確なコーチングで周囲のポジショニングを整えて守りの組織バランスを維持したときには、前記の狙いがピタリとハマり、徳島が連勝をまたひとつ伸ばす確率もグッと高まってこよう。

逆に東京Vは、言うまでもなく、過去5戦と同じく好調の攻撃をもってこの一戦を押し切りにくるだろう。自分たちのパスサッカーを継続し、覚醒を果たした阿部拓馬を最大限に使って徳島の守備を突破しようとするのはおそらく間違いない。ただ、前節負傷交代した飯尾一慶がもし欠場するとなればアタッキングサードでの崩しには少なからずパワーダウンが見込まれる。組み立ての効果的なアクセントとなっていた彼を欠く場合にはそれを埋める工夫が必要となろう。

4連勝中の徳島、5連勝中の東京V。その両者が激突するこの一戦は今節のJ2で最も注目が集まるカードと言っても過言でなく、どちらも今の勢いをさらに加速させるために絶対負けられない。特に徳島はクラブとしてもうひとつ上の段階へ足を踏み入れるためにも、ここで結果を出し、初の5連勝を達成しなくては。それだけに、土曜の夜ホームのピッチに立つ徳島の選手たちがどのようなパフォーマンスを見せるのか、今から楽しみでならない。

■この試合注目のCOOL BALLER:三木隆司(徳島)

以上

2011.07.15 Reported by 松下英樹
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