いやぁ、暑いです。熊本。多量の雨が降り続いた梅雨が明け、連日強い日差しが照りつける日々。それでも今週はここまで、16時前後になると雷鳴を伴った、まさにスコールとも言えるような激しい夕立がおとずれ、さながら亜熱帯といった気候になっています。
夏の高校野球の県予選も始まっていますが、この日練習を行った水前寺競技場に隣接する水前寺野球場では、第56回全国高校軟式野球大会の熊本県大会が行われていて、トレーニング中にはスタンドで応援する声や試合開始を告げるサイレン、そして打撃音が響いていました。
さて、そんな中で2時間弱の練習が終わり、17日の富山戦に向けての意気込みなどを引き出そうと数名の選手に声をかけ、福王忠世選手に話を聞いていると、その横を通り過ぎた市村篤司選手が、ふらふらと球場の方へと歩みを進める姿が。
ちなみにこの水前寺野球場、外野側はスタンドがなく、バックスクリーンの部分を除くレフト側は、1枚のフェンスが仕切りになっているのみで、外側から試合の様子を見ることができる構造。高校生の野球を見たそうにしていた市村選手でしたが、声をかけると立ち止まって話を聞かせてくれました。
…のですが、その最中、市村選手を挟んだ私の視界に、フェンス越しに打球を追ってこちらに向かって走ってくる外野手が見えてきます。ふと左に視線を動かすと、同じくフェンス越しに観戦していたと思われる年配の男性が、まさしく近づいてくる落下物を避けようと動く様子も見えました。
ただならぬ気配にコメントをメモしていた私の右手の動きは止まり、市村選手も何が起きようとしているか察知したのでしょう、会話はストップ。おそらくこの間、コンマ数秒。飛んできた打球は幸いにも誰にも当たることなく、見事にフェンスを越えてホームラン。球場のスタンドからは歓声が聞こえます。
しかし!
「あ…、俺の車(笑)」
そう、その打球はなんと、駐車場に停めてあった黒い車をとらえたのです。持ち主の目の前で。
予期せぬアクシデントにいささか動揺した様子の市村選手でしたが、途中で切り上げることなくその後も話を続けてくれたばかりか、「この話、どっかに書いてください」とまで言ってくれる大人の対応。
軟式球だったことに加え、一度バウンドしてから当たったこともあって、車には傷もつかずに済んだよう。逆に次節に向けての吉兆になる、かもしれません。
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2011.07.14 Reported by 井芹貴志
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