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【J1:第4節 浦和 vs 川崎F】プレビュー:ともに輝くサイドの仕掛人。ワイドの攻防戦が勝敗を大きく左右しそうだ(11.07.12)

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7月13日(水)J1 第4節 浦和 vs 川崎F(19:00KICK OFF/埼玉チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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「フロンターレは攻撃的なサッカーを志向するチーム。多くの守備的なチームより戦いやすいと思う」(ペトロヴィッチ監督)

確かに川崎Fは相手の特徴を消すことよりも自分たちの良さを全面に押し出すチームという印象がある。引いて守りを固める相手を非常に苦手とする浦和にとっては、持ち味を出しやすい相手なのかもしれない。ただ、戦いやすくなるからといって勝てるかというと、話はそう簡単ではないだろう。

川崎Fは前に人数をかけて仕掛けてくる。このことによりスペースができて攻撃しやすくなるかもしれないが、現在G大阪と並んでリーグトップのゴール数を誇る強力攻撃陣をある程度抑えられなければ、自分たちの良さを出すところまでもっていくこともできない。可能性のある仕掛けを繰り出すためには攻撃陣の奮闘はもちろんのこと、守備陣の踏ん張りもこれまで以上に求められる。「チャンスは作れると思うけど、向こうの攻撃陣もすごくいいので、油断した瞬間危ないシーンを作られる。DFラインはしっかり集中してやらないといけない」と平川忠亮も気を引き締める。

ここ5試合で11得点と破壊力を見せつけている川崎Fを沈黙させるためには山瀬功治と中村憲剛、2人のチャンスメーカーを自由にさせないことが肝心だ。川崎Fはここまで計30得点を挙げているが、公式記録を参照すると、この2人は7割強のゴールに絡んでいる。山瀬と中村は自ら決める力も備えており、2人で計8ゴールを挙げている。川崎F自慢の両サイドハーフを黙らせることができなければ、浦和の劣勢は免れない。

ただ逆に、相手のチャンスメーカーを封じることができれば、浦和に多くのチャンスが巡ってくるはずだ。川崎Fは両サイドバックも攻撃に積極的に関与してくる傾向にあるため、ボールを奪った後には敵陣サイドにおいしいスペースが生まれることが少なくない。今の浦和で一番破壊力があり、得点の可能性を感じさせる仕掛けは原口元気のドリブルだ。

山形戦ではスペースを消され、厳しいマークにあったため、原口の持ち味を生かすことはできなかったが、現在の原口の調子を考えると、スペースがあれば必ず仕事をしてくれるはず。「川崎Fが引くことは考えられないので、しっかりした守備から速い攻撃ができればチャンスはできる」と平川が話すように、素早い攻守の切り替えからうまく左サイドの原口を使うことができれば決定機は作れるだろう。

そしてフィニッシュにもっていく上で狙い目となるのは裏のスペースだ。川崎Fの守備陣は裏に出されるボールに対して脆さを見せることがある。7月3日に川崎Fと戦った横浜FMが「裏のボールに弱い」というスカウティング通りの攻め筋を見せると、実際に川崎Fの守備陣は混乱をきたした。「(原)一樹くんや(田中)達也さんがうまい」と山田直輝が言うように、浦和には相手の背中をとることに長ける駒が揃っている。意図的にDFラインの背後を狙っていけば、川崎Fの守備に綻びが出る可能性は大きい。

攻撃に比重をかける分、川崎Fの守備はあまり固くない。「たくさん点を取るが、たくさん失点する」とペトロヴィッチ監督も語る。決定力不足に喘ぐ福岡に0−3から2点を奪われ、4試合連続2失点を喫していることも守備に難ありということを示している。相手の攻撃をある程度受け流すことができれば、チャンスは絶対に転がってくる。

両チームともサイドの仕掛人が、これまで決定的な役割を果たしてきている。「サイドがポイントになる」と平川が語るように、サイドの攻防戦は勝敗の鍵を握る大きなポイントになりそうだ。

■この試合注目のHOT BALLER:原口元気(浦和)

以上

2011.07.12 Reported by 神谷正明
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