今日の試合速報

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第20節 大分 vs F東京】レポート:猛攻に耐えた大分がF東京の連勝を5で阻止。スコアレスドローで勝点を分け合う。(11.07.10)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
7月9日(土) 2011 J2リーグ戦 第20節
大分 0 - 0 F東京 (19:05/大銀ド/27,519人)
スカパー!再放送 Ch181 7/10(日)後00:00〜
totoリーグに投票しよう!COOL5特集
----------
この日、27,519人の大観衆の後押しを受け、立ち上がりからホームチームはアグレッシブだった。だが10分過ぎたあたりから、個々の能力で勝るF東京にポゼッションで圧倒され、的確なショートパスを繰り返される。最終ラインの数を3枚から5枚に増やしたため、前線との距離があまりに離れ過ぎていたため、たとえ凌いでも前にボールを運べず防戦一方となった。
戦前からある程度予測はできていたが、F東京が攻め、大分が守る構図ははっきりと数字が示した。前半のF東京のCKの数は9本、大分は2本。大分は自陣でのプレーを強いられた。

そこで田坂和昭監督はハーフタイムに「相手のプレッシャーに負けず、ボールを動かそう」と指示を送る。後半に入ると前田俊介、チェ・ジョンハンらサイドの選手がドリブルで仕掛けることによって時間を生み出し、後方からの押し上げが可能となる。47分には前田のドリブルからのパスに三平和司がシュートを放つ。その1分後にはチェが姜成浩のオーバーラップを引き出し、クロスに森島康仁がゴール前に飛び込む意図のある攻撃が、単発であったが出始めた。

一方のF東京は、前半同様にパスを繋ぎ、ゴール前にクサビのボールを入れ、そこからダイレクトでパスをつなぎ幾度となく決定機をつくった。ただ、FWひとりを残し9人で守る相手に攻め疲れたのか、「後半は5枚のブロックの裏に抜けるような場面を作れなかった」(大熊清監督)。
結果的には、数多くのチャンスを生かしきれなかった末のスコアレスドロー。だが、これまで積み上げてきたポゼッションサッカーは相手に脅威を与え続けた。連勝は5で止まったが悲観することは全くなく、勢いが失せることもないだろう。今後引いてくる相手に対し、試合後に大熊監督が振り返ったように「GKとDFの間に入れるクロスの精度や、狭いスペースの正確性など高めないといけない」

終始守勢を強いられた大分は、3バックにシステムを変更して以降、「守備から入る手法」を必要に応じて取り入れ、それによって相応の結果を残している。5バックになり守備的になることも多いが、「この相手(F東京)に失点しないのだから、どの相手でも失点しないと思う」と阪田章裕が語ったように、守備では自信をつけたようだ。

攻撃では決定力が必要となる。この日も勝利を手にするチャンスはあった。81分にオフサイドラインのギリギリから飛び出した三平に西弘則がパスを送り、GKと1対1になる場面をつくった。「自分的にはいい角度で、いいドリブルで入った」(三平)がネットは揺らせなかった。今後はラストショットの精度を高めるとともに、チャンスの数を多くつくることが課題となる。

■この試合のCOOL BALLER:高橋秀人選手(F東京)

以上

2011.07.10 Reported by 柚野真也
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/29(金) 13:00 【最後の一枠を勝ち取るクラブは?】2024J1昇格プレーオフ 出場クラブ紹介