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前節、ホームに広島を迎えシュート数やポゼッションでは圧倒しながら、セットプレーの1点に泣いた大宮。今節の相手はガンバ大阪。2週連続、ホームで攻撃的パスサッカーのチームに挑む。
広島戦で大宮・鈴木淳監督は、「攻撃的なチーム相手には、こちらもより攻撃的にいかないとやられる」とし、石原直樹を先発で起用した。昨季は9ゴールを挙げたストライカーを指揮官は「チームの大きな武器」と評価し、「試合の中でどう使うかがキーファクター」と、ベンチに置いて重要な場面で投入してきた。ラファエルと2トップを組んだ石原は、前線からのチェイスで広島の攻撃の起点をつぶし、高い位置でのボール奪取に貢献。スピードある裏への抜け出しでPKを獲得するなど、攻撃でも気を吐いた。
ガンバはここまで総得点27で川崎Fと並ぶ1位(しかも消化試合数は川崎Fより2試合少ない)。すべての試合で得点しており、ここ5試合でも13得点と、その攻撃力は脅威だ。もちろん鈴木監督は広島戦と同じく、真っ向からポゼッション勝負を挑む。李 天秀が広島戦の終盤で足を痛め、今週は別メニューが続いたこともあり、続いて石原の先発が濃厚。広島戦のように、昨季9得点を挙げた俊足ストライカーがガンバの最終ラインを脅かせば、大宮がペースを握ることができるだろう。毎試合得点の攻撃力は確かに脅威だが、一方でガンバは毎試合失点も記録しているだけに(総失点23はワースト4位)、石原の今季初ゴールにも期待が集まる。
もう一つ注目したいのは、大宮の右サイド=ガンバの左サイドの攻防だ。大宮はU-22代表で10番を背負う東 慶悟、元FWの渡部大輔が縦に並び、ガンバにはバイエルン移籍のためラスト2ゲームとなった宇佐美貴史、下平匠が並ぶ。世代別代表経験のある攻撃的な若い才能がそろうこのサイドの攻防を、鈴木監督も「試合の一つのポイント」と位置づける。
「向うの攻撃は宇佐美のドリブルからシュートやパスという形で、まずはそこを抑えることと、上がってきた背後をねらうのが重要な部分。こちらが攻撃的にいけば、向うも攻撃に回れないわけだから」
押し込んでしまえば攻撃は封じられるが、渡部も下平も攻撃参加が売りのサイドバックだけに、ともすれば東と宇佐美がフリーでボールを受ける場面も増える。U-22代表で攻撃的ポジションを争うライバルでもある2人の互いのプライドをかけた、スリリングな攻防が見られそうだ。
鈴木監督の就任以来、攻撃的なポゼッション・サッカーを追求している大宮だが、ガンバはその大先輩ともいえる。「引いて守られるより、やりやすいのでは?」という記者の質問に「相手は上手いわけだから、やりやすいわけないよ(笑)」と返した鈴木監督だが、「動いたゲームになるので、そこは良いですね。お互いが持ち味を出せそう」と、ポゼッションで真っ向勝負できる喜びを、だれよりも監督自身が感じている。この試合、決して0-0では終わりそうもない。
■この試合注目のHOT BALLER:石原直樹(大宮)
以上
2011.07.09 Reported by 芥川和久