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【J2:第20節 札幌 vs 愛媛】プレビュー:この試合をきっかけに良い流れを引き寄せたい札幌と愛媛。札幌は中2日での試合だが、ホームのパワーと気合で乗り切る!(11.07.08)

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7月9日(土)J2 第20節 札幌 vs 愛媛(14:00KICK OFF/札幌厚別チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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北海道にも本格的な夏が訪れつつある7月の半ば。第20節では勝点19で10位の札幌が、同21で8位につける愛媛を厚別公園競技場に迎えて戦う。

ホームの札幌は前節、札幌ドームで北九州と戦って0−0のスコアレスドロー。「崩しの部分はある程度できていた」と石崎信弘監督が振り返ったように、ペナルティエリア付近でパスがつながり、そこに近藤祐介のドリブル突破なども加わってチャンス自体はそれなりに作れてはいた。しかし、「シュートを打てるような場面でもパスを選択してしまっていた」との岡本賢明の言葉通り、崩しの部分にこだわり過ぎたのか、シンプルなプレーを織り交ぜることができず、自分たちで作り上げたチャンスを自分たちでフイにしてしまっていた印象も強い。ただし、それでもシュート数が16本もあったのだから、それだけチャンスを数多く作っていたということなのだろう。得点力不足という大きな課題が突きつけられている状態だ。

ただしその一方で、センターバックとGKを中心としたディフェンスは堅く、失点数はリーグ2位タイの少なさ。なかなか得点を奪えていない状況ではあるが、14試合で10失点というディフェンス力を武器に勝点を拾っている。これについて石崎監督は「GKとCBはもちろんしっかりしているが、チーム全体の守備意識が高くなっているのもある」とチームとしての成長に手応えを掴んでいる様子だ。

「0−0というスコアはFWにとっては情けない。得点を取っていれば勝てているわけだし」と横野純貴。「守備陣が守ってくれているのに、点を取れなくて申し訳ない」と内村圭宏。守備陣に助けられている状況に、FW陣はこうした言葉を口にする。一方で、守備陣のほうは「チャンスは作れているし、ウチのFWは力のある選手がいるので、信じて粘り強く守っていきたい」と山下達也が攻撃陣を信頼している。こうして互いに信頼関係があるなかで、ひとついい形で勝つことができれば、チームとしての勢いがうまれるはずである。この試合をその契機にしたいところだ。

対して、アウェイの愛媛の前節はホームで岡山と対戦して2−3で敗戦。開始5分に前野貴徳が先制点を挙げ、バルバリッチ監督も「立ち上がりはいい入り方をした」と評したが、そこから追加点を奪いきることができず、前半中ごろと試合終盤に立て続けに失点。後半アディショナルタイムにジョジマールが得点し1点差に迫るも、逃げ切りを許してしまった。今シーズン初めての逆転負けでもある。5月中旬から着実に勝点を積み重ね好調を維持していたチームだったが、6月の終盤から若干失速してしまっている印象だ。

ただし、チームのパフォーマンス全体が停滞しているわけではない。確かに岡山戦では相手ボール保持者に対し、力強く寄せることができず、後手に回る場面が目立っていたが、攻撃に目を移せば、前線のジョジマールにスピードのある齋藤学、石井謙伍らが絡むプレーは好調時と変わらず、良いリズムで展開ができている。守備陣との距離が開きすぎてしまっていることで厚みのある攻撃ができなかったり、こぼれ球を相手に拾われている場面が増えてしまっているが、ここで再び全体の距離感を整えることができれば、また調子を上向かせることも十分に可能である。こちらもまた、この試合を復調のチャンスと捉えたいところである。

さて、そんなチーム同士の対戦を見ていく上で避けられないのは、やはりコンディションの部分だ。愛媛は先週の水曜日にも試合が組まれるハードな日程を戦い、そこでの疲労が前節の敗戦にも影響していた様子。それに対して札幌は先週ではなく、今週の水曜日に試合が組まれ、この愛媛戦は前節の北九州戦から中2日で迎えることになる。中5日の愛媛と、中2日の札幌との対戦。この試合についての日程の部分は愛媛に優位であることは間違いないが、札幌は続けてホームで戦うことができる。札幌はホームゲームのアドバンテージをうまく生かしたいところだ。

札幌の内村圭宏はこの中2日での試合に向けて、「前節はチャンスがありながらも決めきれず、悔しかった。もし日程が1週間空いていたら、1週間ずっとイライラしてしまっていただろうから、中2日で逆に良かった。愛媛戦ではドンドン攻めていく。体力的には厳しい? いや、そこは気合で戦います」と力強く話した。ロジカルな部分を超越した、メンタリティの部分にも注目したい。

以上

■この試合注目のCOOL BALLER:内村圭宏(札幌)
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