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【J2:第20節 岡山 vs 湘南】プレビュー:屈辱の5点差完封負けから約4ヶ月。連敗を止めた岡山と連敗中の湘南が、今後を占う試金石となる一戦に挑む。(11.07.08)

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7月9日(土)J2 第20節 岡山 vs 湘南(19:00KICK OFF/カンスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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前節、アウェイ・愛媛で3連敗を止めた岡山が、5連敗中の湘南をホーム・カンスタに迎える。岡山にとって忘れようにも忘れられないのが、湘南と戦った今季開幕戦である。湘南のCB大井健太郎のゴールを皮切りに、FW佐々木竜太、右SB臼井幸平、佐々木の2点目、PKからアジエルにゴールを許し、0-5の大差で敗れた。岡山のFW臼井仁志は、「僕ら前線の選手は、5点取られたら6点取ればいいという考え。それで1点も取れなかったのが悔しくて、自分に対する憤りでいっぱいです」と話した。

もちろん、4ヶ月前とは現在とではチーム状況が異なる。順位は現在、岡山が勝点15の16位、湘南が勝点18の13位。岡山は開幕戦には選手登録されていなかったFWチアゴが、現在J2得点ランキング2位の7ゴールを決めている。しかし共通するのは、連敗と無得点に苦しんだことだ。岡山は、6月12日の徳島戦に引き分けて以来、無得点で3連敗を喫した。湘南は6月4日の岐阜戦に勝利して以来、5連敗中。過去5戦の失点数が、岡山11失点、湘南15失点と、その多さも深刻だが、何よりも気になるのは、得点がないことだった。

しかし岡山は前節、『PRIDE OF 中四国』の愛媛戦で3ゴールを挙げて勝利。PKからチアゴが得点を決め、2得点はルーキー・久木田紳吾、リーグ再開初戦の京都戦以来の白谷建人のゴールだった。足の止まった愛媛に対し、それぞれスピードという持ち味を生かし、決めきった形で、白谷は「チアゴという大きな存在は、追う甲斐がある」と、2試合連続のゴールを目指す。また、シャドーとして攻守に貢献する臼井仁志は、「切り替えを速く、セカンドボールに速くいく。シュートを打たなければ何も始まらないので、積極的に打ち込んでリズムと勢いを出していきたい」と話す。

湘南も前節の東京V戦で、右サイドの裏に抜けた高山薫が相手DFを交わし、佐々木竜太につないで、1ゴールを挙げた。佐々木は3試合ぶりの先発で、ゴールは岡山との開幕戦以来だった。「相手の裏を狙うなど、やろうとしていたサッカーはある程度できたと思う。後ろが耐えられなかったことが悔しい」と大井。このゲームで、岡山・影山雅永監督は「湘南はやっぱり湘南」という思いを強くしたと話す。湘南はリスクを負っても仕掛け、流れを引き寄せようとする戦い方に、連敗中ながら上向いているチーム状態が確かに感じられる。

策士である湘南・反町康治監督のゲームプランは図れないが、走量豊富なワイドが揺さぶりをかけ、岡山のDFラインを突いてくるのは必至。岡山は前節、詰めの甘さを露呈して後半アディショナルタイムに1失点したが、影山監督は「3ゴールじゃなくていいから2-0で勝ちきる方がいい」という考え方だ。「それが出来ればレベルアップして、勝ち慣れてくるんじゃないかと思う」というわけで、岡山のゲームプランのベースは、手堅い守備と負けない走量である。

岡山と湘南の過去の対戦は、今季の開幕戦以外では09年の3ゲームのみ。この年、J2に昇格した岡山は、3月にアウェイで1-2、5月にホームで0-1、10月にアウェイで1-3で敗れ、これまで1勝も挙げることが出来ていない。「5-0ほどの差がわるわけじゃないことを選手たちも示したいだろうし、僕もチームとしてあの時とは違うところを見せたい。それをカンスタで出来れば最高です」と影山監督。「やっぱり湘南」、「湘南はこんなもんじゃない」というチームを相手に、もしかすると周囲のモチベーションの方が、ゲームに集中する選手・スタッフよりも上がっているかもしれない。ホームの後押しを力に変える岡山は、開幕戦で屈辱を味わった相手を、魂のこもったプレーで迎えることは間違いない。

■この試合注目のCOOL BALLER:臼井仁志(岡山)

以上

2011.07.08 Reported by 尾原千明
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