今日の試合速報

ACLE
ACLE

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第2節 C大阪 vs 柏】レポート:今季J1初の「C大阪祭り」!首位の柏に圧勝!(11.07.03)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
7月2日(土) 2011 J1リーグ戦 第2節
C大阪 5 - 0 柏 (19:05/長居/13,741人)
得点者:18' 乾貴士(C大阪)、24' ホドリゴピンパォン(C大阪)、68' マルチネス(C大阪)、84' 播戸竜二(C大阪)、90'+1 倉田秋(C大阪)
スカパー!再放送 Ch181 7/5(火)後09:00〜
豪華賞品が当たる!totoリーグに投票しよう!HOT6特集
----------
C大阪の戦いぶりは圧巻だった。首位を走る柏に対して、5−0での大勝。「勝つべくして勝ったと思う。柏さんという素晴らしい対戦相手から、こうやって勝利を収めたことは、本当に満足。(中略)今日のゲーム運び、そして結果、すべてにおいて、満足できるものだった」とレヴィークルピ監督は試合を振り返ったが、まさにコメントそのままに、内容でも結果でも、C大阪が柏を凌駕した。

その口火を切ったのは、試合前にレヴィークルピ監督が「今、シュートが一番多い3人を選んだ」という理由でチョイスした乾貴士、清武弘嗣、倉田秋の3シャドーの活躍。開始1分と経たぬうちに、清武と乾のコンビからゴールに迫って敵陣をかき回すと、5分には最初のビッグチャンスがC大阪に到来。そこはホドリゴ ピンパォンのシュートが柏GK菅野孝憲に阻まれたが、今季リーグ戦で課題だった試合の入り方の部分で相手に勝ると、先制できたのは18分。倉田がハーフウェイラインでヘッドにてつなぐと、これを受けた清武が絶妙スルーパスを出し、前に走り込んでいた乾が落ち着いてボールをゴールに流し込んだ。まさに、C大阪自慢の3シャドーが、この大一番で、見事に期待に応えた。

そこからC大阪の勢いが止まらない。24分には、右サイドで相手のパスをカットした高橋大輔からカウンター発動。前線のピンパォンにスルーパスを出すと、DFのカットし損ねたボールを受けたピンパォンが、飛び出してきたGKをあざ笑うかのようなシュートを左隅に決めた。

また、C大阪の守備面も、柏の攻撃に対して、見事にハマっていた。柏の司令塔、レアンドロ・ドミンゲスをマルチネスと中後雅喜のダブルボランチでシャットアウト。シュートを右ミドルの1本しか打たせなかった。逆に、劣勢からか苛立ちを隠しきれなかったレアンドロ・ドミンゲスは、26分に異議、28分にラフプレーで、イエローカードを立て続けに受けて退場処分に。「相手に退場者が出て、あれがすべてだった」と茂庭照幸。これで試合の流れはほぼ決まった。

ただし、数的優位に立っても、この日のC大阪に緩さは一切なかった。2−0で折り返したハーフタイムでも、「2点取ってから、そこで(勢いを)落とすのではなく、3点目、4点目を取りに行こうと、みんなでしっかり話して、気合い入れていけた」と清武。時間いっぱいまでロッカールームでコミュニケーションを取り合い、リセットして再びピッチに戻ると、後半もC大阪が攻勢に。一時は膠着していた時間もあったが、63分、試合を決める3点目をC大阪が獲得。このときも、左サイドでのマルチネスの粘りから、相手ゴール前まで一気に進み、最後は清武の折り返しのこぼれ球を、マルチネス自身がゲット。あきらめない姿勢を、C大阪はピッチで体現していた。

さらに、途中出場の播戸竜二の活躍も見逃せない。72分に投入された11番は、84分に同じく途中からピッチに立ったキム ボギョンのパスを受けると、ターンして左足で強烈なシュートをゴールに叩き込んだ。また、とどめとなるアディショナルタイムの倉田の得点も、播戸の冷静なアシストによるものだった。

高い得点力を誇る柏をシュートわずか5本に抑え、集中を切らさずに守ったC大阪の守備陣も、相手を零封することに成功。攻守ががっちり噛み合ったC大阪は、最高の形でこの7月を、2011年の夏をスタートさせた。

それでも、C大阪の選手、スタッフは、勝利に対する安堵の表情こそあれど、気持ちはすぐに次節へ切り替えていた。「順位は今日の時点でまったく変わっていないですし、上位に食い込むためには、もう勝利を積み重ねていくしかない」とレヴィークルピ監督が述べれば、この日、大車輪の活躍を見せた清武も「これから自分たちは上に上がっていくだけなので、しっかり次も勝ちたい」と、序盤戦で星を取りこぼし続けた鬱憤を晴らすべく、ここからの巻き返しを誓っていた。

 一方の柏は、「セレッソのいいサッカー、スピーディーでリズムのあるサッカーに対応できなかった」(ネルシーニョ監督)。立ち上がりを凌げず、「ミスしたところからのカウンターで、ボールを拾えなかったところでの失点があり、リズムをこちらに持ってくることができなかった」。レアンドロ・ドミンゲスの退場後、橋本和、澤昌克、林陵平を入れて、なんとか立て直そうとしたが、交代も実らず。C大阪に思いどおりの展開を許し、首位の勢いは完全に消えていた。夏になって正念場を迎えた柏。この完敗をどのようにプラスに代えていくか、今後の戦いに注目していきたいところだ。

■この試合のHOT BALLER:マルチネス(C大阪)

以上

2011.07.03 Reported by 前田敏勝
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/25(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田J3リーグ全ゴールまとめ【1124】