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【J2:第19節 愛媛 vs 岡山】岡山側プレビュー:決して苦手ではない愛媛に対し、研ぎ澄まし、持ち味を出したゲーム展開をすることが、今の岡山の使命。(11.07.03)

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7月3日(日)J2 第19節 愛媛 vs 岡山(19:00KICK OFF/ニンスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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2週間で3試合を行う連戦。梅雨と真夏の気候を繰り返す厳しい条件の下で、各チームはあらゆる手段と勇気をかき集めているだろう。岡山・影山雅永監督はその最終戦に向けて、「こういう時こそ、『やりたい』、『俺がやってやるよ』と思っているメンバーで戦いたい」と話す。

岡山にとって第2戦目の『PRIDE OF 中四国』。この中四国ダービーマッチで今回、組みする相手は愛媛だ。愛媛とは今年2度対戦している。一度目は開幕前、2月の練習試合。このゲームでは臼井仁志のゴールはあったが1-2で敗れた。2度目の対戦は、中断期間のチャリティーマッチ(4月2日)で、こちらはスコアレスドローの結果に終わっている。ちなみに昨年は一勝一敗。現在、昇格圏内にも顔を出す7位の愛媛に対し、岡山は18位と、順位では大きく水をあけられているが、それほど苦手な相手でないことは確かだ。

岡山は現在、3連敗中で、直前のF東京戦では、「しっかりとした戦術に基づく戦いを続けて、苦しいながら、ぎりぎりまでゼロ失点でいけた。そこで自分のミスでそのプランを崩してしまった。2連敗して挑んだゲームで、あの1失点は大きかったと責任を感じている」と後藤圭太。しかし、後藤の積極的なフィードも効いたこのゲーム、狙いどおりのパフォーマンスはある程度出すことができた。前がかりに攻めてくる相手に対してカウンターを狙い、何度かチャンスは作った。

「ゴールの匂いはしても、無得点の試合が続いている。自分を含めたワイド(ウイングバック)と前の3人で攻撃に迫力を持って、点を奪いたい」と話すのは、澤口雅彦。F東京戦では、前線の金民均にわたるクロスで好機を演出、自らもドリブルで前に駆け上がるなど、暑さが増すこの時期にパフォーマンスを上げている。

岡山の現在のシステムでは、すべてのポジションの選手が、積極的に仕掛けることでキープレーヤーとなり得る。しかしウイングバックに入る選手は、その意識ひとつで、ゴールをぐいと自分の方に引き寄せられる。その点でウイングバックの「意識」の重要度は高い。前線の3人については、FWチアゴがいてもいなくても、「距離感を大事にしながら個性を出すこと」(影山監督)が最優先事項であり、前線の選手の個性を捉えることも大切になる。澤口は言う、「金民均が低い位置で受けて、前を向いて仕掛ける時は、僕が裏を取ることもあるし、石原崇兆はサイドがいいので、逆にサポートに回ることを意識する」。

岡山の前線には、F東京戦で18歳のルーキーらしいフレッシュさと、ルーキーらしからぬしたたかさでピッチを駆け回った石原をはじめ、ゴールテクニックが格段に巧い白谷建人も、裏に抜けてチアゴと絶妙なコンビネーションを発揮する臼井もいる。ここに澤口、小林優希をはじめ、一柳夢吾、復帰戦に向けて追い込みをかける田所諒ら、前線を理解するワイドが、豊富な運動量で愛媛を上回ることが、岡山の戦術に必要不可欠である。

岡山はリカバーとリフレッシュを兼ねて、今週新たにプールトレーニングを試みた。中3日の試合が続く中で、コンディション管理にも最善を尽くそうとしている。「連戦を勝点0で終わってはいけない。自信を取り戻すために結果は大事。そこを強く意識したい」(竹田)、「自分がやれる部分、無失点というところは責任を持ってやっていく」(後藤)。岡山DF陣の意地を見せたいゲームでもある。

■この試合注目のCOOL BALLER:石原崇兆(岡山)

以上



2011.07.02 Reported by 尾原千明
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