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【J1:第2節 横浜FM vs 川崎F】プレビュー:舞台は整った、上位同士の「神奈川ダービー」。古巣相手に横浜FM谷口が走らない?(11.07.03)

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7月3日(日)J1 第2節 横浜FM vs 川崎F(18:00KICK OFF/日産スチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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例年よりも“因縁”が色濃い「神奈川ダービー」である。
横浜F・マリノスには、昨年まで川崎フロンターレに在籍した谷口博之がいる。逆に川崎Fには山瀬功治、田中裕介、小宮山尊信の元横浜FMトリオがいる。谷口、山瀬、田中裕の3人は初めて迎える古巣との対戦になり、より熱視線が注がれるに違いない。
また、横浜FMが現在2位、川崎Fは3位の上位対決。「お客さんにとっても一番、面白いタイミングでの試合。神奈川ダービーだから、お互い負けたくないというプライドもぶつかる。今後どちらが上位で生き残っていくのかという意味でも、大事なゲーム」(兵藤慎剛)。舞台は整った、とはこのことだ。

ただし、一人の重要な演者の出演が微妙なのが、残念でならない…。そう、中村俊輔の話。全治3週間の左大腿部筋損傷からの復帰は難しい、という報道が流れている。そうなるとスタメンには2連勝を飾った、直近2戦と同じ顔ぶれが並ぶのではないか。中村の定位置だった右MFの位置には、谷口が入る。
ここ2試合で彼が見せたプレーは、意外なほど守備的だった。それまではトップ下のポジションでFWのサポート、自ら裏のスペースを突くことが主な仕事。少しヒジを広げる独特の走法で、ピッチを縦横無尽に走りまくる姿が散見された。それが右MFの位置では、語弊があるかもしれないが“走らない”のだ。自分の持ち場からあまり動かず、持ち味のダイナミックな裏への飛び出しが皆無に等しい。その真相は? 

「本当にバランスを考えて、あんまり動き過ぎず、プレーしました。ポジショニングなどは、事前に(中村)俊さんのプレーをビデオで見てチェックした。自分が走りすぎちゃうとバランスを崩してしまう。オグ(小椋祥平)と兵藤と(長谷川)アーリアと、すごくバランスがよかったと思う」
6月22日のアルビレックス新潟戦後に、あえて走らなかったと話す“バランサー”谷口。また、彼がやや内側に絞ってポジションをとることで、右サイドバック小林祐三のオーバーラップを再三、引き出す相乗効果も生まれていた(PKでの得点直前、小林が攻め上がり倒されてPKを獲得している)。
ただ、続く26日モンテディオ山形戦は、5連戦の最後で小林にも疲れが見られ、攻めの起点をつくれなかった。しかし、1週間空きリフレッシュした今節は、再び右から崩したいところ。谷口と小林がいい関係を築けるかが、攻撃のポイントになりそうだ。

谷口の仕事はそれだけではない。ワンボランチの小椋をサポートすることも重要になる。川崎Fの攻撃は、おそらく小椋の両脇のスペースを狙うはず。だから、時間帯によっては谷口が一段下がり、Wボランチの一角として守備に専念することになりそう。その状況判断を的確に行えるかが、守備の鍵に。
「俊さんがいなくて、つまんないサッカーになってますよね(苦笑)」
谷口は自虐的にそう言うが、中村は中村、谷口は谷口。その証拠に2戦連続無失点という成果も出た。今季初の3連勝&3戦連続無失点のために、トリコールの背番号29は“走らない”。

■この試合注目のHOT BALLER:谷口博之(横浜FM)

以上


【川崎フロンターレ戦イベント情報】

●劇団四季『キャッツ』とのコラボレーション展開されます。
トリコロールランドでのキャッツブースでは特別なフェイスペイントが楽しめます。
また、『キャッツ』出演のネコ7匹に、F・マリノス選手への花束贈呈および、チカラフラッグベアラーを務めていただく予定です。

◆その他の楽しいイベントはコチラから
http://www.f-marinos.com/game/nexthome/index.html#limitation_event


2011.07.02 Reported by 小林智明(インサイド)
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