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【J2:第2節 富山 vs 徳島】プレビュー:ホームでの屈辱はホームで晴らす。大敗から立ち上がった富山が9試合ぶりの勝利へ。徳島は大勝の勢いで連勝街道を歩みたい(11.06.28)

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6月29日(水)J2 第2節 富山 vs 徳島(19:00KICK OFF/富山チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch179 後06:50〜
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19位の富山が9試合ぶりの勝利を目指して5位の徳島に挑む。富山は前回のホームゲーム、前々節の東京V戦では5失点の惨敗を喫しており、サポーターとファンに立ち直った姿を見せなければならない。一方の徳島は前節に5試合ぶりの白星を挙げた。昇格圏に勝点1差と迫り、下位を相手に負けられない一戦だ。

富山は前節、札幌と0−0で引き分けて連敗を2で止めた。無失点は6試合ぶり。5失点の東京V戦から1週間で守りを修正し、V字回復に成功した。FKやCK、スローインからなどリスタートからの失点が多かったが、無難に対応。MF西野誠は「ひと任せにせずに声を掛け合ってマークにつくこと、なるべく早くポジションについて相手を確認することなど基本を徹底した。個々のプレーに全員が共通理解をもって対応できたと思う」と振り返る。安間貴義監督も復調したと判断し、「ようやく元に戻った。徳島も高さとキック精度のあるチームなので、これを続けていけるかがポイントになる」と語った。

独自の[3−3−3−1]システムに対し、相手チームはピッチの幅を使った揺さぶりを交えてサイドを突こうと試みてくる。しかし、リーグ戦が3分の1を終えた現時点で「相手の狙い通りに崩されたケースは少ない」と安間監督は話す。8戦未勝利と苦しい戦いが続いているが、その言葉を納得させるだけの組織力を前節の札幌戦、特に前半のディフェンスによって示してみせた。ボールホルダーに次々とプレスを掛けるきびきびした連動、球際での厳しさ。スカパー!中継で観戦した地元ファンの多くも、東京V戦の悔しさを胸に収めて、このチームに対する信頼を取り戻したに違いない。
「サッカークラブは時に、みなさんに苦痛や落胆を与えることもある。しかし、ともにはい上がりたい」と指揮官は語り、サポーターに支援を呼び掛ける。選手たちはプレーによってその決意を伝えなければならないだろう。

徳島は前節、4−0で湘南を撃破。Jリーグ7年目にしてクラブ初のハットトリックをFW佐藤晃大がマークした。開始3分にDF島村毅がミドルシュートで先制点を挙げ、2点目はDF西嶋弘之のクロスを佐藤がヘディングで決めた。得点に絡んだ2人のサイドバックをはじめ新加入選手がチーム力の向上に貢献し、J1昇格という大目標を手に届くものとして戦いを進めている。今回の富山戦には第11−13節以来の連勝がかかる。中2日で臨む次節・横浜FC戦までのアウェイ連戦で確実に勝点を積み上げておきたい。

富山は自分たちのスタイルにこだわり、開始から勢いよくゲームに入る公算が高い。中盤でのプレスで徳島のパスワークを寸断し、素早い攻めへの切り替えから決定機をつくりたい。逆に徳島は落ち着いてボールをつないで富山をいなし、スタミナを奪いたいところ。富山は前節から中2日で、徳島よりインターバルが1日短い。疲れてくる後半も粘り強く徳島の強力な攻撃に耐えなければならない。先制点を巡る競り合いと、終盤の気力を振り絞っての攻防から目が離せない。

以上

2011.06.28 Reported by 赤壁逸朗
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