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【J1:第18節 名古屋 vs 浦和】プレビュー:アウェイでの借りを返し、6月を無敗で切り抜けたい名古屋。連戦の疲労もピークに達する中で、両チームのゲームメイク力に注目が集まる。(11.06.24)

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6月25日(土)J1 第18節 名古屋 vs 浦和(19:00KICK OFF/豊田スチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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名古屋の勢いが止まらない。6月に入って生まれ変わったような強さを見せ始めたリーグ王者は、ここ4戦で3勝1分と無敗をキープ。5月までの7戦で10得点と振るわなかった攻撃陣も、6月の4試合だけで10得点と調子を上げてきた。試合内容も新潟戦のような圧倒的なゲームあり、前節C大阪戦のようなオープンなゲームを制する形あり、はたまた磐田戦のように土壇場で接戦をものにするパターンあり、と実に多彩。その全てに共通するのは、昨季のような試合を決める力が戻ってきたということである。8得点で得点ランク2位につける玉田圭司を始め、現在の名古屋の前線は絶好調そのもの。このまま6月を無敗で切り抜け、上位にさらなるプレッシャーをかけていきたいところだ。

とはいえ15日間で5試合目である。両チームともに疲労の極致にあることは間違いない。前節からも中2日という短い回復期間の中で、まずは両チームがどれだけのパフォーマンスを発揮できるかで試合展開はいかようにも変わる。気がかりなのは、名古屋はここ4試合を負傷の中村直志を除き、同じメンバーでほぼフルタイム戦っているということ。恐らくは疲労を踏まえ、前節でスタメンを数名入れ替えてきた浦和に対し、コンディション面で一抹の不安があることは否めない。さらに今節はアンカーのダニルソンが累積警告のために出場停止で、中盤の守備力は間違いなく下がる。おそらくは磯村亮太がその代役を務め、インサイドハーフにはブルザノビッチが起用されるだろうが、守備のことを考えれば小川佳純を1列下げることも考えられる。三都主アレサンドロをアンカーとし、インサイドハーフの並びを変えないのも一案だ。

浦和は大エース・エジミウソンが移籍報道で揺れているが、田中達也にマゾーラ、さらにはFWではないが山田直輝も戦列に復帰しておりメンバーは揃っている。名古屋のDFラインは空中戦ではほぼ無敵だが、スピード系の選手には手を焼く傾向があるため、彼らがプレーすることはむしろアドバンテージにすらなりうる。象徴的なのは今季の浦和ホームでの一戦だ。田中達や原口元気、エジミウソンらの素早いフォアチェックが名古屋のビルドアップを阻害し、電光石火のショートカウンターで早々に勝負を決めた。今回はアウェイの上に消耗している状態だが、体力との相談の上で何度か仕掛けてみるのも面白い。また浦和はその名古屋戦での白星以来、前節の福岡戦まで9試合勝利のない厳しい戦いが続いた。苦境脱出のきっかけとして、イメージの良い相手を叩いてさらに波に乗りたい気持ちはあるだろう。

試合展開は緩急の差が激しくなると予想される。疲労がピークに達した選手たちにアグレッシブなゲームを期待するのは酷というもの。守備はブロックを作ればあとは局面の瞬発力で何とかなる部分も多いが、攻撃はそうもいかない。そのため、ゲームメイクの出来が結果に直結する可能性が非常に高いと思われる。効率よくボールを運び、人数をかけて攻める時間をいかに作り出すか。その意味では名古屋の藤本や阿部翔平、玉田や浦和のマルシオ・リシャルデス、山田直、柏木陽介らの能力が、試合を動かすカギとなりそうだ。

昨季のホームゲームは田中マルクス闘莉王が古巣相手に先制点を叩き込み、快勝劇の口火を切った。その後も終始神妙な顔つきでプレーし続けた背番号4が、今回はどんな表情を見せるかも見どころのひとつ。超過密日程を勝利で締めくくり、7月にいい形で入っていけるのはどちらのチームか、注目だ。

以上

2011.06.24 Reported by 今井雄一朗
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