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【J1:第17節 磐田 vs 大宮】レポート:先制点を生かせなかった磐田。終了間際の“一発”に沈む…(11.06.23)

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6月22日(水) 2011 J1リーグ戦 第17節
磐田 1 - 2 大宮 (19:03/ヤマハ/6,386人)
得点者:1' 前田遼一(磐田)、15' 村上和弘(大宮)、90'+5 金久保順(大宮)
スカパー!再放送 Ch182 6/23(木)後09:00〜
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このゲームのオープニングシュートが磐田の先制ゴールとなった。前半1分、小林裕紀がヘディングでクリアしたボールに金園英学が反応し、坪内秀介に競り勝ち右サイドからクロスボールを上げると、深谷友基の背後に上手く入り込んだ前田遼一がヘディングで押し込み、ホームチームが先制。

対する大宮も前半15分、チームのファーストシュートを得点に結びつける。村上和弘がドリブルで中央に切れ込むと、鋭い切り返しで山田大記をかわし左足でシュート。強烈にインパクトされたボールは矢のような弾道を描きゴールネットに突き刺さる。大宮がすぐさま同点とするとこの後は互いに攻め合い、決定的なチャンスを作りながらも追加点を奪えず、という展開に。ゲームは終盤まで1-1のまま進んだ。連戦ということもあり“消耗戦”の様相も呈したこの試合、最後に待っていたのはドラマティックな幕切れだった。

後半45+5分、ペナルティーエリア付近でFKを得ると、鈴木淳監督はキッカーを迷わず金久保順とした。直前の後半45分に途中投入されていたミッドフィルダーが右足で放ったキックは鮮やかな放物線を描き、ゴールへ。川口能活が懸命に伸ばした右手に弾かれたもののボールの勢いは止まらず、ゴールネットに吸い込まれた。この直後に試合終了のホイッスルが鳴り響き、文字通り、大宮が“ラストプレー”で逆転勝利を掴み取った。

試合後の監督会見で終了間際の“英断”について問われた鈴木監督は、むしろそれが当然の選択だったかのように淡々と説明してくれた。「連戦の中、この暑さの中で90分回っていたし、(上田)康太、李天秀、ラファエル、村上と(キッカーは)いろいろといたが、やはり一番フレッシュな選手に蹴らせたほうが精度が高くなるのではないかと」(同監督)。

まさに“一発”で試合を決めた金久保は「ちょっと微妙だったし、入ったかわからなかったけど、周りが喜んでいたので(苦笑)」とゴールの瞬間を振り返る。「得意な位置」(同選手)から放たれたFKは見事としか言いようがなく、わずか5分の出場時間で決定的な仕事をやってのけたところに勝負強さを感じた。

ちなみに、このFKの際、“蹴りたそう”にボールの近くに立っていた上田康太は、キッカーを譲ることになり思わず笑顔。試合後のミックスゾーンでは「いい場面ではありましたが…(苦笑)」としながらも、「(金久保が)決めてくれたのでよかった」とチームメイトの決勝弾を祝福していた。

一方、磐田はホームでまさかの逆転負け。早い時間帯に先制しながら追加点を奪うことができず、何ともショッキングな敗戦となった。金久保のFKについて「難しかった…」と、表情を曇らせたのは川口。もっとも随所にビッグセーブを見せ、終盤まで最少失点で持ち堪えた守護神を責めることはできない。彼にとっては非常に悔しい失点となったかもしれないが、あのシーンは相手を褒めるほかないだろう。これで今季初の連敗となったが、中2日で臨むアウェイ・福岡戦(6/25@レベスタ)に向けて心身ともに切り替えていきたい。

最後になるが、古巣との対戦となった上田康太はあいかわらずテクニカルなプレーを披露。互いにロングボールが多くなり中盤を省略される展開もあったものの、その中で攻守に渡りクレバーなプレーを見せ、チームの中心選手であることを十ニ分に感じさせた。試合後、「内容面では満足していない」と語るところもどこか彼らしい。結果的に勝利したことに満足せず、自分自身のプレーをどこまでも追求していく姿勢に変わりはないようだ。8月下旬にある“再戦”も非常に見応えあるものになるだろう。

以上


2011.06.23 Reported by 南間健治
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