本文へ移動

今日の試合速報

国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋
国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第17節 C大阪 vs 名古屋】プレビュー:経験豊富な猛者が居並ぶ王者に、桜の若き戦士たちが果敢に挑む(11.06.21)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
6月22日(水)J1 第17節 C大阪 vs 名古屋(19:00KICK OFF/金鳥スタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch180 後06:50〜
----------
今季ACL参戦組のC大阪と名古屋が、C大阪のホームであるキンチョウスタジアムで直接顔を合わせるこの第17節。一番の見どころは、楢崎正剛、田中マルクス闘莉王、玉田圭司、ケネディといった経験豊富な猛者が居並ぶ昨年王者の名古屋に、永井龍、丸橋祐介の育成からの生え抜き選手をはじめ、倉田秋、キム ボギョン、ホドリゴ ピンパォンといった23歳以下の選手を多数揃える若きC大阪が、どこまで果敢に挑めるかというところにある。

前々節の横浜FM戦こそ、前半に退場者を出して数的不利を強いられたことも影響して惜敗したC大阪。しかし、今月は福岡、甲府といったJ2から今季J1へ昇格してきた相手に、ともに20本以上のシュートを浴びせて快勝。それも、福岡戦ではピンパォン、倉田、清武弘嗣、甲府戦では小松塁、播戸竜二と、攻撃陣それぞれがゴールを決め、チームは浮上のきっかけをつかみつつある。

こうなると、今回期待したいのは、C大阪の血が流れているガッツあふれるストライカー、永井の活躍だ。主軸の清武がロンドンオリンピック2次予選を戦うU−22日本代表メンバーに招集されているため、ここ2試合、いずれも先発の座を勝ち取った背番号19。横浜FM戦では1人少ないなかで1トップとして身体を張り、中澤佑二と互角に渡り合った。甲府戦では数多くの決定機に顔を出した。あと、足りないものは、ズバリ、ゴールだ。

「この2試合、期待されていたし、3試合目の今回、もう期待は裏切れない。次は結果を出したい」と闘志をメラメラと燃やす永井。「スタメンで出るのが楽しくて仕方がない」という20歳のファイターは、レヴィークルピ監督も「高さもスピードも両方兼ね備える」と評価する逸材。闘莉王に、楢崎に、敢然と立ち向かい、念願であるホームでのJ1初得点を決めて、チームを今季キンチョウスタジアム初勝利に導けるか。永井にとっては、まさに勝負の一戦となる。

一方の名古屋は、C大阪同様に1試合消化が少ないなか、4勝4分2敗で暫定7位につけている。ACLを戦っていたときには負傷者が続出していたが、現在では金崎夢生、中村直志といった面々を除いては、主力が続々と復帰して活躍。前節こそ2点のリードを守りきれず、終了間際に失点して大宮と引き分けたものの、それまでは3連勝。玉田やケネディがゴールを量産し始めれば、若手の磯村亮太も前節J1初ゴールを記録するなど、タイトルホルダーは夏を前に勢いが出てきた。

昨年の両者の対戦では、C大阪が名古屋に2戦とも0−1と惜敗。しかも、最初の対戦(第8節)ではFKから、次のとき(第28節)もPKと、リスタートから勝負が決している。そうなると、セットプレーの攻防も見逃せないところ。名古屋には藤本淳吾、玉田といった左足のスペシャリスト、高さでは闘莉王、ケネディ、増川隆洋、ダニルソンと、強力な陣容が揃う。これに対して、C大阪は茂庭照幸、上本大海の両センターバックコンビとGKキム ジンヒョンを中心にどこまで跳ね返せるか。そして、キム ボギョン、マルチネス、中後雅喜、丸橋と、多彩なキッカーを抱えるC大阪が、逆にセットプレーで活路を開くか。ペナルティーエリア付近での攻防戦は火花どころではない、相当な熱き闘いが繰り広げられることだろう。

C大阪のレヴィークルピ監督曰く、「空中戦が強く、経験もある」名古屋と、「スピードとボール回しを得意とする」C大阪の、相反するスタイルを持つ両者の激突。その鍵は、桜色のサポーターに愛される好青年、「龍」の名を持つ筋肉系ゴールハンターが握っている。そういう気にさせてくれるだけの魅力を持つ彼に、今一度、注目してほしい。

以上

2011.06.21 Reported by 前田敏勝
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/08/04(日) 00:00 ハイライト:横浜FCvs千葉【明治安田J2 第25節】