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【J1:第17節 磐田 vs 大宮】プレビュー:“レフティー”が好敵手となってヤマハスタジアムに帰ってくる。かつてのチームメイトとのマッチアップに酔いしれろっ!(11.06.21)

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6月22日(水)J1 第17節 磐田 vs 大宮(19:00KICK OFF/ヤマハチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch184 後06:50〜
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磐田にとって第15節・柏戦は今季ここまでのベストゲームと言っても過言ではないだろう。会心の勝利だった。ただ、そのパフォーマンスを次の試合で継続することは難しかった。前節・鹿島戦は序盤からエンジンがかからず前半6分にCKから失点。後半に追加点を奪われ、自分達の持ち味を発揮することに苦しみ敗戦を喫した。今節・大宮戦は3試合ぶりのホームゲームとなる。チームは試合翌日の19日をリカバリーにあて、20日は全体でボールポゼッションのトレーニングを行った後に鹿島戦の先発メンバー以外はさらに対人形式のトレーニングを行い調整。慣れ親しんだクラブハウスでリズムを整え、仕切り直しの一戦に向けて準備を進めた。

まず始めに着手できるのはセットプレーの守備の修正だろう。冒頭にも挙げたが、鹿島戦では序盤にCKから失点。鹿島・野沢拓也の極めて精度の高いキックとJリーグ屈指のエアバトラー・岩政大樹の高さが合致した場面であり、ある意味“わかっていても――”という状況だったかもしれない。ただ、いい教訓にしなければならないことは事実。「同じ失点を繰り返してはいけない」と語るのは川口能活。キック前後の“駆け引き”などを含め、それぞれ持ち場でやるべきことはある。藤田義明は「ポジショニングや一人一人の距離感を話し合い、修正していきたい」と話す。チームとしての共通意識をより強く持ち、強固なゾーンディフェンスを築きたい。

対する大宮はここ3試合で2分1敗。第15節・川崎Fではホームで0-5と大敗しているが、スコアばかりに目を向けることは避けるべきだ。序盤にチャンスはあり、仮に先手を取っていれば異なる展開となっていた可能性もある。前節の名古屋戦でも相手のミスを見逃さず、試合終了間際の同点弾で勝点1をもぎ取るなど粘り強さを見せた。

彼らが“狙いどころ”の一つとして磐田のセットプレーの守備を突いてくることは十分予想できる。サックスブルーを熟知する“レフティー”がいればなおさらだ。この試合、昨季まで磐田に在籍した上田康太が移籍後初めてヤマハスタジアムのピッチに立つ。思えば、磐田ユース出身のボランチはサポーターに愛される存在だった。とりわけ、右膝の大怪我を乗り越え復帰戦となった09年の第9節・神戸戦は印象的だった。後半途中、ベンチ脇でスタンバイしている段階からヤマハスタジアムは騒然となり、場内アナウンスと共にピッチに投入された瞬間には割れんばかり歓声でレフティーの帰還を称えた。昨季はヤマザキナビスコカップ制覇にも貢献。国立競技場のピッチで優勝の瞬間を味わったメンバーの一人である。かつての“黄金期”の中盤と常に比較されてきたレフティーが掴んだ自身初のチームタイトルだった。

磐田・小林裕紀との“新旧”ボランチ対決も非常に楽しみなところ。同じポジションながら“パサー”としての能力に特化しているのが上田であり、フリーランニングを交えながらより広いエリアを動き回るのが小林である。異なる特長を持った両者だが、豊富なスタミナを持つ点では共通している。連戦であることを互いに感じさせず、フィールドの中央で真っ向からぶつかり合うだろう。

両チームの勝点差はわずか2ポイント。結果次第で順位は入れ替わる。“再会”と呼ぶに相応しい最高の舞台が今、幕を開けようとしている。新たなチームで新たな役割を担うレフティーのプレーを心から堪能しようではないか。

以上

2011.06.21 Reported by 南間健治
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