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【J1:第17節 神戸 vs 鹿島】プレビュー:鹿島に神戸が勝つキーワードは2つ。「コンパクト」と「セカンドボール」(11.06.21)

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6月22日(水)J1 第17節 神戸 vs 鹿島(19:00KICK OFF/ホームズチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch181 後06:50〜
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前節、鹿島はカシマスタジアムでの今季初勝利を挙げた。東日本大震災の影響で長らく使用できなかった“家”での勝利は、鹿島関係者にとっては非常に意味のあるものに違いない。しかも、この試合では、FW田代有三と19歳のボランチ柴崎岳が今季初のフル出場を果たすなど、今後に向けて好材料も得た。田代に至っては今季初ゴールも挙げている。U-22日本代表のFW大迫勇也がロンドンオリンピック予選で今節も不在だが、不安材料はない。選手層の厚さは、さすが鹿島だ。順位は13位と低迷しているものの、神戸の和田昌裕監督が「この一戦に順位は意味を持たない。鹿島は鹿島」と気を引き締めるほど、調子は上向きだ。

とはいえ、神戸が勝てないわけではない。むしろ、キャプテンの吉田孝行が「鹿島は強いけど、逆に勝点3を取ればヴィッセルのサッカーが戻ってくるはず。勝てば変わる」と語るように、神戸のモチベーションは高い。5月28日の柏戦から未勝利(2分2敗)が続く状況をなんとか好転させたいと願っている。

神戸が復調するポイントは2つ。FWとDFの間をコンパクトに保つこと。そして、セカンドボールを制すことだと和田監督は話す。
「(2-0で敗れた前節の山形戦は)ブロックがコンパクトになっていなかった。(前々節の)福岡戦もそうだが、守備ラインが下がってしまい、(FWやボランチとの間が)間延びしていた。いい時とここ最近の試合を比較すれば、違いは一目瞭然だと思う。(中略)鹿島戦に関してはセカンドボールを拾えるかが一つのポイント。特に鹿島は田代選手が入ったことで、ロングボールを入れてセカンドボールを拾う意識が強くなっている。精度の高いフィードを入れさせないことも重要になる」

もちろん、鹿島が最初からパワープレーで来るとは考えにくい。野沢拓也や小笠原満男らゲームをコントロールできる逸材が多いからだ。だが、立ち上がりのボールが落ちつかない時間帯や終盤の攻防において、田代の存在は大きい。また、田代が競った後の興梠慎三の素早い動きも注意が必要。なにより、田代が競り勝つことで鹿島に連動性が生まれ、神戸陣内でボールをキープされる展開は避けたいところだろう。

そういう意味で、田代&興梠とマッチアップする神戸のセンターバック北本久仁衛と河本裕之の出来は一つのポイントになるだろう。北本も「(田代、興梠の)2人は常に一発を狙っている選手。もう一度しっかり集中する」と気を引き締める。
また、神戸の攻撃も勝敗のキーを握っている。前節の山形戦ではシュート3本と不発。2トップの一角、都倉賢はこの3本について「攻撃の形が作れなかった証拠。トップの自分たちがしっかりカウンターの準備ができていなかったと思うし、前線でキープできなかったので相手が主導権を握れた」と振り返る。都倉とコンビを組んだ吉田は「単にシュートを打てばいいわけではないから本数の問題ではない。でも、シュートが打てる形まで持っていけていないので、修正しないといけない。全体的にタテに急ぎすぎたところもあるし、前線にボールがおさまらないからDFも押し上げられなかった。選手の距離感を意識して鹿島戦には挑みたい」と言う。

結局、どのゲームにも言えることだが、いかにコンパクトにまとめられるかが攻守のカギ。それがセカンドボールを拾うことにつながり、2次・3次攻撃にもつながる。口で言うのは簡単だが、これを徹底しなければ鹿島には勝てない。また神戸の復調もない。

以上

2011.06.21 Reported by 白井邦彦
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