6月19日(日) 2011 J2リーグ戦 第17節
岡山 0 - 1 水戸 (18:03/カンスタ/7,031人)
得点者:37' 常盤聡(水戸)
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岡山・影山雅永監督が先週話していたとおり、水戸は「嫌な相手」だった。走り負けない姿勢、スピードのあるサイドハーフ・小池純輝、島田佑輝から2トップ・常盤聡、遠藤敬佑へのパス、クロス、ボランチ西岡謙太、村田翔の守備と組み立て、その4−4−2のフォーメーションは力の均衡がとれ、美しく流動的で…、嫌な相手だった。
「同サイドで取りきれていたら、水戸の攻撃のスピードが消せていたかと思う」と話すのは、岡山のウイングバック(ウイングハーフ)澤口雅彦。立ち上がりに勢いを持って攻め込んだのは岡山だった。出だしは、澤口のペナルティーエリア内での仕掛け。DF2人を交わしてゴールに向かいCKを得たし、チアゴは走って、粘ってシュートまで持ち込んだ。また金民均は左の小林優希につないで、小林はクロスを上げた。6試合ぶりに先発出場の岸田裕樹は、フィールドを上下左右・斜めに切り裂き、反転からパスを繰り出した。
しかし、チアゴが前に落とし、臼井仁志、岸田が近い距離で並行して走り込んでも、シュートが打てない。それは水戸が前半15分頃からブロック守備によって徹底的に岡山を阻む、という「嫌な相手」ぶりを発揮していたからだ。また柱谷哲二監督が試合後、「おさえるポイントは、チアゴ−金のラインだった」と非常に短い言葉で話したように、水戸のケアが効いていた。
ボランチ・村田が奪い、サイドに入れてトップがシュートを放つ、という流れが繰り返され始め、前半37分、右サイド・小池からのクロスを常盤が決めて、ついに水戸が先制する。中に仕掛けることが仕事の小池から、中に信じて走ることが仕事の常盤へ。「こぼれてきたから」(常盤)、左足で蹴り入れたボールは、「アラートな姿勢が足りていなかった」(影山監督)岡山を突きさした。
後半開始と同時に岡山はストヤノフを投入。今季初めてボランチに入れた意図は、裏に抜けるスピードのある岸田裕樹、収めてシュートにいける金への配給が目的だった。それは69分、ストヤノフが退場するまでは狙いどおりに運んだ。ストヤノフがいた24分間にゴールを決められなかった岡山は、その後交代で入った白谷建人、久木田紳吾が持ち味を発揮したものの決まらず、終了間際のチアゴのふわりと浮かせたシュートも、水戸GK本間幸司に止められた。
総シュート数は岡山が9本、水戸が8本。岡山にとってノーゴールのゲームは、4月30日の大分戦以来、8試合ぶりだ。そろそろ上位が抜け出す感のあるJ2だが、それでも喰い合いは免れない。ここでは同じ顔・同じやり方で次も勝つことほど難しいことはない。試合後、「明日の練習試合から、頑張ります」と話していた白谷をはじめ、臼井、岸田らは、岡山の得点力がチアゴだけではないところを早々に見せたくてたまらない。そして岡山のファンは、「ファイトする軍団」という言葉が、自分たちでなく、現在の水戸に向けられていることに嫉妬している。闘将は眠らずに考え、次はきっとまた別の顔、別のスタイルで戦うはずだ、岡山も水戸も。
以上
2011.06.20 Reported by 尾原千明
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