6月19日（日） 2011 J2リーグ戦 第17節
栃木 2 - 1 北九州　（18:03／栃木グ／6,800人）
得点者：2' 崔根植（栃木）、25' 安田晃大（北九州）、81' リカルドロボ（栃木）
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●鈴木智幸選手（栃木）：
「今日は那須川のせいで1点取られた（笑）。あのシュートは那須川が触らなければ取れていた。でも、那須川は体を投げ出してくれたので、後々自分もチームを助けようという気になった。ゴール前で守ってくれるのはＤＦのおかげでもある。失点したが自分の中では切り替えた。失点に絡んだのが那須川ということもあったが。まあ、試合後これも勝ったから那須川に言えたが。失点シーンは相手がフリーだったので、那須川を動かすことが自分の中ではできていなかった。そういうところの準備が足りなかった。那須川を絞らせ過ぎないで、ぼかす位置に置いておけば、もっといい守備ができたと思う。プロ初失点は、来たなという感じ。１−１になって流れが変わったが、それほど気にはならなかった」

●船山貴之選手（栃木）：
「久々のグリスタ（栃木県グリーンスタジアム）は気持ちが良かった。初出場だからといって、いつもと変わらなかった。アシストシーンは自分で行ければ良かったが、ロボの方が確実だった。ロボからのパスは自分の歩幅が、タイミングがずれた。いいボールをくれたけど…。短い時間にミスを３、４回した。役割的にミスをしないようにしたい。いつ外れるかわからないので、気を抜かずに、チームに貢献できるようにしたい。娘もできたので頑張ります」

●水沼宏太選手（栃木）：
「後半に引き離せたのはチームが成長した証。昨年だったら１−１で終わるか、点を決められて負けていた。そういうところが昨年から成長しているところだと思う。上位に勝ち、次に下位と戦う時にどういう戦い方をしなければいけないのか学べた試合だった。
相手の守備のラインが浅いので、そこを（廣瀬）浩二さんが上手く突いてくれた。ベンチから伝えたいことが伝わり、やるべきことがしっかりできたのはよかった。船山が入ってからも、浩二さんがサイドハーフに下がってからも、ブロックを作って守備ができた。誰が出てもゲームはしっかり終わらせることができた」

●那須川将大選手（栃木）：
「シュートは僕に当たってなければ入っていなかったと思う。失点シーンは絞り過ぎて、外をフリーにさせ過ぎて、打たれてしまった。映像を見ることで、もう少しポジショニングを考えたい。ピッチの中で緩んだとは感じなかったが、相手が１点奪われたことで気持ちも入れ直して、それに対して受け身になり、相手のほうが勢いが良く、その勢いを加速させてしまった。それを跳ね返すくらいのことができれば良かった。試合前から前半で勝負を付けるくらい、最初から行こうという指示もあったし、皆で話した。最初に１点取れたのは良かったが、その後前半は相手のペースになった。そこは反省しないといけない。
プレスは前と後が間延びした。前がプレスに行ったのに後ろが付いてこないとか。自分自身のところも遅れた。遅れたことで後手に回り、ゴール前にボールを運ばれた。プレスに行くのか、ブロックを作るのか話し合わなければいけなかった。先制したから、前から取りに行ったわけではない。相手の研究をトレーニングからしているが、それがはまらなかった。連動していれば奪えていたと思う」

●崔根植選手（栃木）：
「早い時間にゴールを決められたことは良かった。いい場所でボールがもらえたし、フリーだったので落ち着いて決められた。足は打撲なので問題ない。あまり首位だということは気にしない。ただ、千葉（６／２６＠フクアリ）には勝ちたい。１試合１試合、大事に戦いたい」

●リカルド・ロボ選手（栃木）：
「いつも落ち着いてゴールするように心掛けている。それはFWには大事な資質。先制点を取ったが、難しい試合になった。相手にゴールされてからは良くない状態が続いた。これから練習で、しっかりゴールした後に、いい状態をキープすることをやっていきたい。それは難しいことだけど。今日はサポーターの方の支えで勝てた。それは大事なこと」

●宮本亨選手（北九州）：
「立ち上がりの早い時間帯の失点だったので、チーム全体が慌てることはなかった。落ち着いてやろうと言っていたので、徐々にボールを回し出してリズムが出来ていた。その中で同点に追い付けたのは良かった。栃木は高い位置で引っかけてカウンターを狙ってくる感じはしたが、プレスに来る距離が遠かったので、それほど慌ててやることはなかった。ボール回している時に簡単なミスや引っかけていることがあったので、自分達のリズムができなかった。改善の余地があるが、今のサッカーは続けたい。僕等はチャレンジャーなので失うものはない。1日1日、1試合1試合成長するのがテーマなので、今のサッカーをぶれずにやりたい。今やっていることを、これから先も続けて完成度を高めていきたい」

●安田晃大選手（北九州）：
「初ゴールだからといって強い思いはない。前節4回チャンスを外していたので、どうしても点を取りたかった。点が入ってよかった。プレーしている自分達としては、点が入るだろうなと思っていた。慌てずにやれて良かった。以前までだと慌てて2失点目を食らっていたが、今日は失点することもなかった。開始早々の失点はアウェイだし、ダメージはあったが、なんとか前半で追い付けたのは、今日は負けたけど大きかった。いつも立ち上がりが悪く、徐々にボールを繋いでいこうとなる。それを90分通してできたら、自分達のリズムでサッカーができるし、相手に脅威を与えられる」

以上