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【J1:第15節 清水 vs 山形】プレビュー:今度こそホームで絶対に勝たなければならない清水。手負いの山形をホームに迎え、全員守備を打ち破れるか(11.06.14)

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6月15日(水)J1 第15節 清水 vs 山形(19:00KICK OFF/アウスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch181 後06:50〜
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清水にとっては18日ぶりのホームゲーム。ただ、ここからは5試合中4つがホームという勝点の稼ぎどころが、いよいよスタートする。そのため、前節から続く16日間で5試合という6月の連戦も、チームを勢いづけるためのチャンスだと前向きに捉える選手が多い。この山形戦の後は、アウェイの浦和戦があるが移動距離はそれほど長くなく、その後はホーム3連戦。移動による消耗も最小限で、清水は優位な状況で戦うことができる。
ただ、これまでのホームでの戦いを振り返ると、1勝1分2敗という残念な成績。ホームで勝った後の恒例行事“勝ちロコ”を本当に楽しみにしているサポーターは多いが、福岡戦後は自粛したため、今季はまだ一度もやれていない。
つまり、サポーターのフラストレーションを解消するためにも、連戦での勢いをつけるためにも、この山形戦は絶対に勝たなければならない戦いなのだ。

もちろん、過酷な連戦に向けた準備はできている。ゴトビ監督も、「ワールドカップやアジアカップでも短期間で多くの試合を経験しているし、クラブで働いているときも過密な日程になることがありました。だから、私はチームをどうマネージメントすればいいかわかっています。正確で最適な練習時間を設定し、先発の選手を少しずつローテーションさせて、つねにフレッシュなチームを送り出せると思います」と自信を見せる。
実際、小野伸二や高原直泰は時間を限定した起用法を続けており、小林大悟や永井雄一郎を少しずつ起用して連戦に照準を合わせてきた。アンカーの村松大輔が五輪予選でチームを離れるため、センターバックの平岡康裕をアンカーにコンバートする準備も進めてきた。
前節のG大阪戦では、平岡と村松のドイスボランチで試合に入り、平岡の働きぶりに指揮官も合格点を与えた。そのためこの山形戦では、システムを4-3-3(4-1-2-3の配置)に戻し、平岡を1枚ボランチ=アンカーとして起用する可能性が高まっている。ここがうまく機能するかどうかが、清水サポーターにとって最大の注目点となる。
そこで問題が生じなければ、試合ごとに攻守両面で成熟度を高めているチーム状況が生きてくる。ホームらしく主導権を握ったゲーム運びもできるだろう。となると、もうひとつの見どころとなるのが、以前から継続している決定力という課題だ。
その意味では、高原やアレックスは良い働きを見せているが、まだ若いFW陣は真価を発揮できていない。伊藤翔と高木俊幸はまだゴールがなく、大前元紀は3点取っているがすべてセットプレーからのゴール。大前自身も「早く流れの中から点を取りたい。ひとつ決まれば乗れると思う」と語るなど、3人ともゴールに向けて強い意欲を見せている。伊藤は右膝の痛みがあって出場微妙だが、徐々にゴールに近づきつつある大前と高木には大いに期待したい。
 また、現在アレックスの両親が来日していて、初めてアウスタで観戦するため、本人も非常に気合が入っている。アウスタでの初ゴールにも強い意欲を見せており、アレックスの張り切りぶりにも、ぜひ注目してほしい。

一方、山形のほうは、ここまで1勝2分6敗(勝点5)の17位と予想外の低迷。失点が15点と多いのも、山形らしくないところだ。さらに石川竜也、北村知隆の他、最大の得点源である長谷川悠と古橋達弥も前節で足を痛め、ボランチの秋葉勝も出場微妙。連戦の中で主力のケガ人が増え、非常事態を迎えている。
清水との対戦成績は、ヤマザキナビスコカップでは1勝1分だが、リーグ戦では4戦全敗と相性が悪く、とくにアウスタでは2試合で1得点/7失点。苦手なスタジアムで、本当に若手が頑張らなければいけないゲームとなる。
ただ、清水の側から見れば、そんな手負いの山形は、逆に恐い存在と言えるかもしれない。非常事態でチームの結束力がさらに増し、運動量も増える可能性が高いからだ。とにかく全員で身体を張ってゴールを守り、0-0の中から我慢強く勝機をうかがうという戦いに徹してこられると、非常に難しい戦いになるだろう。

そう考えると、0-0の時間が長くなるほど、流れは後半の失点が少ない山形に傾いていくことになる。逆に、清水が早い時間に先制点を奪えば、大量点の可能性も出てくる。したがって、清水が早い時間に先制点を奪えるかどうかが、勝負を分ける最大のポイントになる。当然、そこは清水の全員がよく理解しており、立ち上がりからエンジン全開で攻めに出るはずだ。

ゴトビ監督は、6月の5試合で勝点12を稼ぐことを目標としている。G大阪戦が勝点1に終わったため、目標をクリアするには、ここから4連勝するしかない。たとえどんな展開になったとしても、捨て身で勝点3だけを狙いにいく清水の執念を、ぜひ楽しみにしたい。

以上

2011.06.14 Reported by 前島芳雄
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