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【J1:第15節 大宮 vs 川崎F】プレビュー:前節を勝ちきれなかったチーム同士の、それぞれの「初勝利」をかけた戦い(11.06.14)

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6月15日(水)J1 第15節 大宮 vs 川崎F(19:00KICK OFF/NACKチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch182 後06:50〜
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2−0から追いつかれ、本拠地NACK5スタジアム大宮での対浦和戦初勝利を逃したさいたまダービーについて深谷友基は「勝ちきれなかった。2点リードで勝ちきれなかった。ホントに負けたような気分」と精神的に難しい状態だったのだと明かす。試合終盤にはあわや勝ち越しかという場面を作っていたこともあり、試合直後におそらくはチーム内に広がっていたであろうメンタル的な落ち込みと、中3日で試合が行われるというスケジュールを考慮して、13日月曜日に行われた大宮の全体練習は1時間ほどで終了した。

練習を終えた鈴木淳監督は、軽めだった練習について「今日は練習を軽めにしました。試合(さいたまダービー)はかなりハードでしたし、メンタル的に疲れはあった」とその理由を述べている。ちなみに選手からは、例えば上田康太が「今までもそういう事(連戦)はやってきたので、今は体は重いですが試合日は大丈夫」とのコメントを残しており試合日にはコンディションを合わせてくるものと思われる。

そんな中、見所のひとつとなるのがU-22日本代表に招集された東慶悟の不在であろう。開幕戦を除き、ここまでの8試合で先発出場を続けてきた東の穴をいかにして埋めるのか。その点について鈴木監督は「今年はそれを補えるだけの戦力がある。(渡邉)大剛は京都で出ていましたし、金久保は去年、準レギュラー的な働きをしてくれた。そこ(東の不在)については心配していないです。その辺はそんなに落ちないと思います」との見通しを述べている。鈴木監督がどの選手に先発のピッチを踏ませるのかに注目が集まるが、誰が出ても遜色の無い働きを見せてくれるものとの期待が鈴木監督にはある。

ちなみに東と同様にU-22の韓国代表チームへと招集された金英權に関しては、この川崎F戦に関してはまだ代表チームには帯同していないとの事。試合に出るのかどうかはもちろん鈴木監督次第だが彼の起用に関する選択肢はこの川崎F戦においては排除される事はないとのことで大宮にとっては朗報だと言えそう。

出場の可否がわからないという点で、大宮の選手たちが気にしていたのが中村憲剛である。中村は前節の試合中にすねを打撲し前半だけで交代。試合後は松葉杖をついて競技場を後にしている。その中村の存在について例えば上田は「(出場するしないで)違うと思います。注意する選手は他にも多いですが、ラストパスが出てくるので、(出場するとしたら)そこは注意したいですね」と話していた。また鈴木監督も「(出場するしないで)違うでしょうね。彼(中村)が入ると前へのスルーパスや背後を突くパスが出てくる。その辺は違ってくる。あれを出せる選手は他には居ないと思う」と話し、攻撃のバリエーションの面で川崎Fのキープレーヤーであるとの認識を示していた。

大宮の選手から警戒されている中村については骨には異常はなさそうで、患部の腫れも引き、出られる状態にはなっているようである。ただし、試合間隔が詰まっており、中途半端な状態での出場に難色を示しているとの事。ベストな状態での試合出場を考えているようで、相馬直樹監督と本人とによる判断に注目が集まる。

ちなみに中村が欠場した場合、そのポジションを埋めることになる選手として、田坂祐介や楠神順平、大島僚太といった選手の名前が挙げられる。中村が持つ決定的なパスセンスを持つわけではないが、その一方でそれぞれに特徴を持つ選手たちなだけに大幅な戦力ダウンだとは言えないだろう。

大宮としては攻撃力が全面に出る川崎Fに対し、真っ向勝負を挑むのか。それとも、柔軟に戦い方を変化させていくのか。今季の川崎Fはマイボールを失った後の速い攻撃からの失点が多いこともあり、ラファエルをターゲットとした縦に早い攻撃も狙い目の一つだ。そのラファエルの4試合連続ゴールがみられるかどうかが試合の行方を左右する一つのポイントとなるだろう。

大宮が前節を2−2で引き分けたように、川崎Fも前節を2−2で引き分けており、共に勝ちたい一戦であるのは間違いない。ご存知のとおり大宮にとってこの川崎F戦は、今季のホームでの初勝利をかけた戦いとなる。その一方で、川崎Fにとっては今季のアウェイでの初勝利をかけた試合でもある。

共に今季のホーム、もしくはアウェイでの初勝利がかかったこの試合にもう一つの要素を付け加えるとすれば、大宮にとってNACK5スタジアムとして新装して以降の本拠地での川崎F戦は過去に1勝2分と負けがないという点がある。こうした背景の中、果たして勝敗は付くのか否か、注目したいと思う。

以上

2011.06.14 Reported by 江藤高志
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