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【J1:第14節 G大阪 vs 清水】レポート:G大阪の攻撃、清水の守備が光る中、2−2の引き分け。勝点を分ける。(11.06.12)

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6月11日(土) 2011 J1リーグ戦 第14節
G大阪 2 - 2 清水 (19:04/万博/16,315人)
得点者:15' アドリアーノ(G大阪)、47' 太田宏介(清水)、50' 大前元紀(清水)、57' 宇佐美貴史(G大阪)
スカパー!再放送 Ch181 6/12(日)深02:00〜
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午前中は雨に見舞われた関西だったが、午後になると雨はあがり、キックオフを迎えた19時には蒸し暑さも消えていい気候に。万博記念競技場のピッチにはいつものように水が撒かれ、試合が幕を開ける。

立ち上がりから両者ともに集中力の感じられる展開。スピーディに入れ替わる攻守に両サポーターの悲鳴と歓喜の声が交互にスタンドに響き渡る。
G大阪のMF遠藤保仁、清水のMF小野伸二といった両キーマンがベンチスタートになる中、先に仕掛けたのは清水。両サイドを効果的に使ったサイドアタックから果敢にG大阪ゴールを攻め立てる。これに対しG大阪も落ち着いた守備で対応。ACLラウンド16で公式戦初先発を飾って以降、安定感のある守備を示しているDF内田達也が、DF中澤聡太とともに落ち着いたパフォーマンスを示し、守備ラインからチームを盛り上げる。
そうして開始から10分ほど続いた清水の攻撃を切り抜けたG大阪は、足元にしっかりとボールがおさまり始めたこともあってだろう。得意のパスを繋いで前線に切り込む回数が増え、勢いを増す。そんな中、先制ゴールは15分。MF二川孝広による左コーナーキックにFWアドリアーノがニアであわせてゴール。リズムを引き寄せると、攻撃は更に加速。先制点を奪われ、元気のなくなった清水を尻目に、MF二川、FWアドリアーノ、FW宇佐美貴史、FWイ・グノと前線を預かる4人が積極的にゴールに向かう姿勢をみせる。そうして30分くらいまではリズムを引き寄せていたG大阪だったが、清水も徐々に応戦。G大阪のパスミスをめざとく拾って一気にサイドにボールを展開し、走力をいかして突破を試みる。だが、フィニッシュの精度を欠いたこともあり、決定的な形を思うように作れず。前半は1−0とG大阪リードで折り返す。

後半、あっという間の清水の逆転劇だった。
立ち上がりの47分。左サイドからのクロスにあわせてつめたFW高原直泰のシュートはGK藤ケ谷陽介の身体を張った守備に弾かれたものの、そのこぼれ球をゴールライン際からDF平岡康裕が頭で折り返し、中央から詰めたDF太田宏介が右足で先制弾を奪うと、その3分後。右タッチライン際、約25メートルの距離からFW大前元紀の蹴ったFKがゴール前でバウンドしてゴールマウスに吸い込まれるというラッキーな2点目で、あっという間に清水が逆転に成功する。
「軸足がすべってしまて、無回転でいいところにいったなとは思ったんですけど、まさか入るとは思っていなかった(FW大前元紀)」

だが、ホームで負ける訳にはいかないG大阪も反撃に。まずは57分。MF宇佐美によるスーパーゴールが決まって同点に追いつくと、その後も、MF宇佐美を中心に攻撃は加速。積極果敢な仕掛けで再三にわたり決定機を作り出すが、清水の守備陣の集中も途切れない。そんな状況に手を打とうと、清水は63分にMF小野伸二とMF小林大悟を、G大阪は65分にMF遠藤とFW平井将生をそれぞれ投入。チームの軸とも言えるキーマンを投じることで『変化』をもたらそうと試みたが、G大阪の攻撃、清水の守備がそれぞれ光る中でゴールは生まれず、2-2で試合終了。前後半の立ち上がりを除く殆どの時間で、ゲームも、ボールも支配したG大阪にとっては、「勝点2を失った感じ(MF明神智和)」と言わざるを得ないが、それでも緩急のある『らしい』攻撃を幾度にもわたって仕掛けられたことは収穫の1つ。一方、これで3戦負けなしの清水も攻め込まれる時間帯が多かったとはいえ、『負けていない』事実は、今後の連戦にプラスに働く要素になるはず。次節、G大阪はアウェイの地で仙台と、清水はホームに戻り、山形と対戦する。

以上

2011.06.12 Reported by 高村美砂
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