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【J1:第14節 新潟 vs 広島】レポート:広島が佐藤寿人の決勝弾で2位に浮上。新潟は5試合白星なし。(11.06.12)

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6月11日(土) 2011 J1リーグ戦 第14節
新潟 0 - 1 広島 (13:03/東北電ス/22,196人)
得点者:89' 佐藤寿人(広島)
スカパー!再放送 Ch181 6/13(月)前05:00〜
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広島がアウェイで新潟を1-0で下し、2位に浮上した。後半44分、カウンターからつながったパスをFW佐藤寿人が決めた。新潟は5試合未勝利。広島と同数の14本のシュートを放つが、要所では相手にボールを支配されていた。

佐藤が喜びをあらわにした。ゴールを決めた直後、ピッチの外周を走り回ると、ベンチのペドロヴィッチ監督のもとへ。後半44分、高萩洋次郎が中盤で相手からボールを奪い、山崎雅人へ。前線でボールを待っていた佐藤のもとに、絶好のパスが通る。「マサから『打てよ』というパスが来た」。マークについた、新潟・鈴木大輔のブロックを無視するように、鋭いシュートがマウス左隅に突き刺さった。

「みんながつないでくれたボール。決めないと」。この試合、それまでも得点のチャンスはあった。だが、放った5本シュートでゴールを割ることはできずにいた。「悶々としていた。その気持ちをボールにぶつけた」。新潟のGK東口順昭が触れることすらできなかったシュートには、強い思いが込められていた。

佐藤にとってはリーグ戦4試合ぶりのゴール。「相手に怖がられる動きをし続けなければならない。たとえシュートが入らなくても、それを続けていくことが仕事」。得点を奪うことへのエースの執念が、大事な場面で形になった。

佐藤の得点にいたるまでの流れも、広島が握っていた。陣形をコンパクトにした新潟に対し、無理には仕掛けず、ディフェンスラインの裏を狙いながらじっくり攻める。後半、足が止まりそうになった時間帯もカウンターのスピード、そして球際の厳しさを緩めなかった。「勝利を目指して戦ったのが広島」。堂々と話したペドロヴィッチ監督は、「ゲームをコントロールし続けていた。ほかのチームからリスペクトされるようなチームになった」と選手をたたえた。

新潟にとっては後味の悪い敗戦だった。失点の場面、カウンターから酒井高徳が中央に持ち込んだ。そこでパスコースを探して後ろを向いたところ、高萩に奪われた。ゴール前で佐藤に対応した鈴木大輔は「トラップしてから打つと思っていた。ダイレクトで打つとは思わなかった」。一瞬のすきを突かれた。

前半こそカウンターで攻め込む場面が多かったが、後半は押し込まれる場面が増えた。攻め込んでも、広島のゴール前を崩せなかった。サイドで起点を作るが、クロスの精度を欠いた。

「ファーが空いていたので、そこを狙うように話したが、ニアで引っかかり、そこからカウンターを仕掛けられてしまった」と新潟・黒崎久志監督。本間勲は「一度内に入れて、そこからもう1度外に出すなど、工夫が必要だった」と組み立ての甘さを反省した。ボールに対する集中力と、勝負どころでのしたたかさ。その差で勝敗が分かれた。

新潟はこれで5試合白星なし。ホームでは2連敗となった。「これから夏場の連戦になる。今の状態では厳しい戦いになる」。黒崎監督はプレーの質の向上を課題に挙げた。アウェイで勢いの付く勝ち方をした広島は、首位柏を追撃する土台が固まった。

以上

2011.06.12 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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