6月12日(日)J2 第16節 湘南 vs 栃木(19:00KICK OFF/平塚)
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前節アウェイで岐阜を降し、湘南はリーグ再開以降初の連勝を挙げた。今季6度目となる無失点ゲームを演じ、総失点3はリーグ最少だ。攻めてはスタメン4戦目となる高山薫が決勝ゴールを決めている。9試合で勝点18は悪くない。
先発が板についてきた大卒ルーキーの高山は、しかし「スタメンという気分はつねにない」と口にする。
「うちはFWが多いし、みんな自分より巧い。だからいつ先発を外れてもおかしくないし、試合に出られなくて当然だと、いまも思っています」
岐阜戦では序盤から運動量豊富にスペースへ走り起点となった。ディフェンスの献身も光った。チームに勝利をもたらした58分の得点後は「足がパンパンになった」とも明かした。そんないずれも、抱く思いの体現であるに違いない。「やりきらずして先発を外れたくないし、毎試合やりきって終えたい」という言葉が腑に落ちる。
週中に行なわれたU-22日本代表との試合では課題として残ったものの、やりきる大切さはチームにおいても変わらず共有されている。前節5試合ぶりにフル出場した鎌田翔雅は、週末を踏まえてこう語る。
「いいリズムを生むためにも、最後までしっかりやりきって攻撃を終えることが大事だと思っています。栃木は守備が堅い。また2トップにパワーがあり、水沼選手や高木選手も前に飛び出してくるので、ケアしなければいけない。自分としては、攻撃に上がるタイミングと自重しなければいけない状況判断は整理されてきたと思う。今後はその意識をさらに高めていきたいですね」
週末に平塚へと乗り込むその栃木は現在、2位湘南と勝点1差の4位、首位の千葉とも勝点差は2しかない。すなわち上位が躓けば首位に返り咲く好位置につけている。思いのほか失点が多い印象も、ここ2試合は無失点と、本来の堅守を取り戻している様子だ。加えてシュートの意識高く、前々節のアウェイゲームでは昇格を争う徳島を大量得点で粉砕してもいる。転じて互いに堅く譲らぬ展開となれば、セットプレーの重みも増そう。
上位チーム同士の対決とあって、注目度は高いようだ。そんな空気に、高山はしかし「大学時代は大事な試合にあまり強くなかったんです」とおどける。だが、こうも言う。
「自分は新人だし、いまは大学生とは違うプロの強い相手と戦ってきているわけですから、いい意味であまり深く考え過ぎず、全力で思い切りやりたい。出たらゴールが欲しいのはもちろんですが、攻撃のアクセントとして、また守備でも貢献したい」
戦術理解が曖昧であれば、攻守に潔く走ることは不可能だろう。プレーに全力を傾けられるのはすなわち、なすべきタスクが理解されていることの裏返しとも捉えうる。「早急に改善しなければならないような大きな問題はいまのところない」と反町康治監督が語るとおり、高山然り、選手たちの戦術理解度は攻守における安定感が示している。個々の責任感のもと、これまでどおり堅守を発揮し、堅守をこじ開けたい。
以上
2011.06.11 Reported by 隈元大吾
J’s GOALニュース
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