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【J2:第16節 愛媛 vs 鳥取】鳥取側プレビュー:カギは両サイドの攻防。愛媛の堅守を打ち破るべく、鳥取がアウェイに乗り込む。(11.06.12)

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6月12日(日)J2 第16節 愛媛 vs 鳥取(13:00KICK OFF/ニンスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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「PRIDE OF 中四国」特集ページ

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中四国の4つのJ2クラブが、地域の誇りをかけて争う「PRIDE OF 中四国」。鳥取は、その初戦となった3月6日の今季開幕戦、徳島戦に0−1で敗れた。その後は公式戦での対戦はないものの、徳島には4月2日のチャリティーマッチでも1−2で敗れ、岡山には4月10日の練習試合で0−2と敗れている。愛媛−鳥取、徳島−岡山が同日開催となる「PRIDE OF 中四国」ウイークの今節、愛媛を下して中四国勢から初勝利を挙げ、勢いに乗りたいところだ。

前節は京都相手にJ2昇格後のホーム初勝利。その前の14節は東京Vとアウェイで0−0の引き分けだったが、内容では押し気味だった。調子を上げている要因の一つは、中断期間中に従来の4−4−2から変更した4−3−3システムの、攻守のバランスが良くなっていること。11節と12節にいずれも無得点で連敗を喫した後、13節は得点力アップを目指して4−4−2にしたが、守備の連係が乱れて苦戦したため(結果は1−1の引き分け)、後半途中に4−3−3に戻し、高い位置からプレッシャーをかけていく守備の良さを取り戻した。加えて、良い形でフィニッシュに持ち込めない課題を抱えている攻撃面も、京都戦ではスムーズな展開からのシュートが多く見られ、攻守ともに主導権を握るという、松田岳夫監督の目指す戦いに近づきつつある。

愛媛のシステムは、鳥取と同じと言ってもいい4−1−4−1で、松田監督は「似ていると言うと相手に失礼だけど、(見ていて)やりたいことを感じるし、ウチも同じようにしたいと思っている。取り組み方、サッカーの進め方は似ているのかなと思う」と語る。前節はアウェイでF東京相手に、前半に先制された後も守備意識を高く保ち、後半に追い付いて引き分けに持ち込んだ。アウェイでの強さが光っており、13節では栃木を2−1で下し、11節では湘南と1−1で引き分け。戦略を練り、J1昇格候補に挙げられるクラブの敵地で勝点を奪う戦いぶりは、日本一人口の少ない鳥取県からJの舞台に挑んでいる鳥取にとって、今後のモデルケースとなり得るものでもある。

鳥取は現状、攻撃面にレベルアップの跡が見られるとはいえ、守備ブロックを固めた相手を攻め崩すという点では、まだまだ発展途上。しっかりバイタルエリアを管理する愛媛の堅陣を崩すのは容易ではないと思われ、松田監督も「そうなったときに何をできるかは当然、求められてくる」と語る。しかし一方で、守備から攻撃への素早い切り替えをベースとした、ショートカウンターの精度は高まっている。スローダウンさせられる前にフィニッシュまで持ち込み、チャンスの数を増やせるかどうかが、勝敗を左右するポイントになりそうだ。

そのためのカギになるのは、両サイドの攻防だろう。愛媛は攻撃時に両サイドバックが高い位置を取り、ビルドアップの段階からピッチを幅広く使うと同時に、対面の相手の動きを牽制する。3トップと中盤の連係で、両サイドバックへのプレッシャーから守備のリズムをつかむ鳥取としては、そこの主導権争いで後手に回ると苦しい。逆に、良い守備から両サイドバック後方のスペースを突くことができれば、チャンスの数も増えるはず。2列目の吉野智行、小井手翔太の効果的な動きに加え、鳥取の両サイドバック、右の丁東浩、左の奥山泰裕がタイミング良くオーバーラップを仕掛け、敵陣で数的優位を作りたい。

守備の中心となっている喜多靖は、最終ラインから見る鳥取の攻撃について「やり続けてきたことが形になっている」と語る一方、「ここで愛媛の堅い守備をぶち破ることができれば、またチームは成長できると思う」と語った。特に期待されるのは、2試合連続で3トップの中央で先発し、京都戦ではクロスバー直撃のシュートを放つなど、徐々に調子を上げている阿部祐大朗だ。昨年はJFLでチーム2位タイの8得点を挙げたが、昨年7月を最後に無得点が続く。今回は、それまでレギュラーだった梅田直哉の負傷離脱に伴ってチャンスを得ているが、その梅田はすでに戦列に復帰しており、うかうかとしてはいられない。鳥取を勝利に近づけるためだけでなく、自身のポジションを死守するためにも、今季初ゴールが求められる。

以上

2011.06.10 Reported by 石倉利英
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