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【J2:第16節 愛媛 vs 鳥取】愛媛側プレビュー:連敗を避けたい愛媛の“PRIDE OF 中四国”第2戦は、ホームで6年ぶりに鳥取と対戦。(11.06.12)

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6月12日(日)J2 第16節 愛媛 vs 鳥取(13:00KICK OFF/ニンスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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アウェイでF東京と引き分けた愛媛、ホームで京都を破った鳥取。前節は両チームとも、J1から降格してきた強豪から貴重な勝点を奪った。さらにホームでのJ初勝利を飾った鳥取は3戦負なし、一方で今節はホームで戦う愛媛も3戦負なし。好調同士の激突になるが、これはJ初対戦のカードでもある。2005年までさかのぼれば両者はJFLでの対戦があるものの、当時を知る選手は、愛媛では赤井秀一と金守智哉が怪我で戦列を離れているため、今節ニンスタのピッチを踏むのは恐らくミスター鳥取、実信憲明ただ1人だろう。こうなると6年以上前の成績は思い出程度の価値しかないが、参考までに記すと1勝1分だった2005シーズンを含めて、5年間で愛媛の7勝2分。愛媛はホームで全勝、過去の数字上は鳥取をリードしていると言えなくもない。

しかし、今節対戦する鳥取はそれほど簡単な相手ではない。「ハードワークをして、しっかりパスをつなぐ。なにより、(チーム力は)成績が示している」と鳥取を評価するバルバリッチ監督。J初参戦ながら既に3勝を挙げている鳥取を指揮官は最大限リスペクトしているが、京都戦の内容を見てもその実力が確かなものであることが分かる。シュート数やセットプレーの数でも京都を上回り、2−1という結果も妥当なもの。現在は愛媛と同じ4−5−1のシステムだが、2列目からは実信や美尾敦が、さらにその後ろからは小井出翔太や吉野智行らが次々と飛び出してくる。京都戦の得点も、実信のミドルシュートと小井出の技ありループ。全員がハードワークをして、得点に繋がる様々な形を見せていた。

ただ、愛媛の4−5−1も結果を重ねる中で共通理解を深めてきた。特に守備に関しては、アンカーの渡邊一仁が最終ライン、特にセンターバックとコミュニケーションを取っていいバランスを保てるようになっている。「ナベ(渡邊)が後ろに比重を置いてくれて、バランスがよくなっている」と語るのはセンターバックの高杉亮太。渡邊が食いつきすぎることなく、全体でバランスを取りながら守る意識が高まっている。「守備のことを意識して、バランスに注意している。攻撃は考えた上のことで、不用意な失点をしないように気をつけている」と大山俊輔も語るように、4−4−2から移行した新しいシステムでのポジショニングに、各選手が理解を深めている。

その一方で攻撃面では、なかなかワントップのジョジマールにボールが収まらない。F東京戦のゴールはジョジマールが競ったプレーから生まれたが、前線でタメを作るには途中から出た小笠原侑生に分がある。ただ、小笠原の場合には高さが足りない。「どの選手もいい特徴を持っているが、どこかをまわりに助けてもらわなければならない。互いに補完できるやり方を考えている」と、バルバリッチ監督。指揮官が見せる組み合わせの妙とともに、愛媛の選手たちは最低限の仕事として鳥取を上回るハードワークをし、チーム一丸となって戦わなければ勝機は見えてこないだろう。

こうした両チームの状況を見れば、今節は1点を争う展開になるだろう。しかし、今回は愛媛のホーム。今季から中四国の4クラブは「PRIDE OF 中四国」として互いに競い合うことになっているが、愛媛は既にホームで徳島に敗れている。そのことも踏まえて今節、連敗は避けなければならない。また、鳥取とは6年ぶりの対戦となるが、今回からはJリーグを舞台にして新しい歴史を刻むことになる。その新しい舞台でも、愛媛は鳥取をリードする立場に立てるか。愛媛にとって負けられない一戦だが、この切磋琢磨は今後も繰り返される。その点では、今回の対戦が将来J1へと続く歴史の第一歩にふさわしい好勝負になることを期待したい。

以上

2011.06.11 Reported by 近藤義博
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