6月4日(土) 震災復興チャリティーイベント SMILE AGAIN
ANTLERS LEGENDS 3 - 0 WITH HOPE UNITED (14:00/カシマ/23,048人)
得点者:24' ジーコ(ANTLERS LEGENDS)、40' 石井 正忠(ANTLERS LEGENDS)、50' オウンゴール(ANTLERS LEGENDS)
☆試合写真などはこちら!
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●ジーコさん(ANTLERS LEGENDS)
「来日の目的だったイベントを終えることができて、ホッとしています。このイベントを盛り上げてくれたANTLERS LEGENDS、そしてWITH HOPE UNITEDの選手たちに感謝します。自分の築いてきた歴史を振り返ると共に、困難に見舞われている日本でこういうことができて、とても満足しています。
今日は本来は寂しい目的で開かれた試合でした。ただ、みんなで結束すればなんとかできる。自然災害は起きてしまったけれど、結束すればなんとかできることを示せたと思います。
本来はプレーできる年齢じゃないので、今日は立っているのが精一杯だと思いました。ゴールの場面は本当だったら決められなかったと思います。でもイゴールがボールを持った時、怒鳴ったんです。『こっちだ!』って(笑)」
●千葉修さん(ANTLERS LEGENDS)
「イベントに参加できたことを誇りに思っています。
震災から3ヶ月経ちましたが、いまだに不自由な暮らしをしている人もいると思います。今日、僕の友達も宮城から来ていたのですが、彼らも被災していて大変な思いをしています。笑顔を届けられて良かったです。
プレーは全くしていないのでハラハラしていました。最初だけ出て、後は古川と高桑に任せました。ジーコからは『どうだ、元気か?』みたいな感じで声をかけられて少し話をしました。会えて良かったです」
●古川昌明さん(ANTLERS LEGENDS)
「懐かしかった。ドキドキしました。良い思いをさせてもらいました。キーパーグローブをしたのも何年かぶりです。いまは高校生を教えているのですが、蹴る方なので。
(Q:懐かしいメンバーとの再会はいかがでしたか?)
いいですね。時間は経ったけどみんな変わらない。良い刺激をもらいました。
(Q:試合前のロッカーは、ジーコさんがまとめたのですか?)
ジーコさんは忙しくてどこかに行ってました。先発は満さん(鈴木満常務取締役強化部長)が言ってくれました。やるからには勝ちましょうということでみんなでまとまって。そこはジーコスピリットというか(笑)。いま持っている力を出して勝ちましょうということでした。でも、点も取ったしね。ジーコもさすがですね」
●金古聖司さん(ANTLERS LEGENDS)
「すごいっすね。お客さんもいっぱいだったので良かった。シンガポールは、こういう大きいスタジアムもお客さんがたくさん入ることもないので。
(Q:震災の情報などはどうしていましたか?)
ライブ配信などで見ていました。あとは、選手に電話して状況を聞いていました。神栖のほうとか過酷な状況だとは聞いていました。実際に自分の目で見られてよかったです。海外の日本人はみんな心配していたので。
(Q:久々のメンバーとの試合はどうでしたか?)
とりあえず『走れ!』と言われました。楽しかったですね。天気も良かったし、良い試合だったと思います。みんな変わってないですね。そういうところが鹿島なんだと思う。サポーターの方でも声をかけてくれる人がいた。みんなで鹿島を盛り上げていきたいですね。これからも自分になにかできたらやっていきたいです。
今回来るにあたって、自分が教えているサッカーアカデミーの人たちが書いてくれたメッセージを持って来て、それをミュージアムの方に飾ってくれたので、よかったらそれを見てください」
●奥野僚右さん(ANTLERS LEGENDS)
「今日、こういう趣旨のイベントができてよかった。思いを言葉で表す必要はないんだなと思いました。とても心温まるイベントでした。
(Q:奥野さんは得点は狙わなかったのですか?)
今日はあんまり調子がよくなくて(笑)。足が痛くて。みんなでやれる幸せを感じていました。結局、メディアの方々や関係者の方々を含め、アントラーズに縁のある人が力を合わせてつくったイベントだったと思います。まだ興奮してます」
●阿部敏之さん(ANTLERS LEGENDS)
「懐かしい、独特の雰囲気を感じていました。僕はやってる頻度が高いので、比較的動けるほうなのかな。
(Q:ジーコとはどんな話をしましたか?)
俺とかタカ(鈴木隆行選手)は海外に行っていたので、久々に会えて良かったです。
(Q:鹿島が被災したことについては?)
試合がここでできることは選手にとってもいいことだし、ファンの方にもスタジアムが修復されて良かったと思う。今日を機に、チームが浮上してくれたらうれしいですね。
(Q:鹿島の成績は気にしてるのですか?)
いちばん長く過ごさせてもらったチームなので、すごく気になります。また、自分が子供たちを指導する上でもベースになってます。ここでやってきたことが一番良かったと思うので、それを子供たちに伝えています。やっぱりここは、スタジアムとサポーターが作り出してくれるモチベーションがある。今日はそれを久々に感じました」
●石井正忠さん(ANTLERS LEGENDS)
「クロスをミスしたのがゴールになったのをみんな知っているので、若い選手には『ナイスゴール!』と言われました。今日の試合がきっかけになればいいですね。いままではホームと言っても国立でやっていたし、ホームの第一歩ということになればいいと思います。
(Q:ジーコが泣いていたようですが?)
そうみたいですね。目頭を押さえていたように思います。
ジーコにもシュートを褒められました(笑)。奥にいた阿部ちゃんを狙ったのが入っちゃったんですけどね」
●本田泰人さん(ANTLERS LEGENDS)
「よかったよね。スタジアムが使えないと聞いた時は、どんな状況なのかと思った。何ヶ月か使えないでこの成績だったし、今日の日を迎えられたことに感動したし、良かったと思います。ジーコやアルシンドと一緒にやれたのもよかったですね。こういうことをやろうと思ったときに、あれだけの選手が集まってくれた。本当にサッカーの力はすごいな、と思いました。
自分が10年以上住んでいた神栖のほうが液状化現象がひどかったり、今日もカシマセントラルホテルを少し遠回りして見てきたんだけど、道路がまだ修復されていなかったりして、水も通らない期間が長かったと聞いてました。なにかできないかと思った時に一人では難しいし、こういう機会を与えられて良かったと思います。自分は元サッカー選手ですし、サッカーを通して元気になってくれたらうれしい。今後もそういう気持ちを継続していくことが大切だと思っています。
(Q:今日、一番楽しみにしていたのは?)
本当は、ラモスさんのところにバチッと行けたら良かったんだけどね。狙い所はあったんだけど、自分のコンディションが悪かった。でも、ラモスさんも他の人たちもうまいよね。こっちが狙ってるのもわかってるから、1タッチ、2タッチでさばかれる。なんかずっと回されてるだけだった。
でも、ジーコと一緒にやれたこともそうだけど、まさかトニーニョ・セレーゾとダブルボランチが組めるとは思わなかった。彼が監督になってから先発じゃなくなったから(笑)。ジーコもお腹は大きくなってるけど、さすがだよね。そんなに話してないので、また明日話せたらいいと思います」
●秋田豊さん(ANTLERS LEGENDS)
「ここでやること自体に価値がある。最高だよ。1回でもこれを味わうとやめられないよね。エムボマさんは上手かったよ。『TAKE ACTION』の時はそうでもなかったけど、今日はキレもスピードもあった。ちょっと舐めてたかも(笑)」
●イゴール選手(ANTLERS LEGENDS)
「(ジーコからは)焦らず落ち着いて、やるべきことをやることだとアドバイスをもらいました。やるべきことをやっていれば、必ずチャンスは来ると言われました。
(Q:試合中、ジーコが「こっちだ!」と言ったようですが、聞こえましたか?)
もちろん声が聞こえたこともありましたが、あの状況でジーコにパスを出さないのはありえないことです。そうしないと大変ですよ(笑)」
●アルシンドさん(ANTLERS LEGENDS)
「鹿島がどれだけのダメージを受けたのかは、映像では情報が入ってきていませんでした。実際にこちらに来てから衝撃を受けました。でも、ピッチに入った時に素晴らしいと思いました。あれだけの被害を受けたのに、これだけの早さで修復していることに驚きました。それは日本人の団結心があればこそだと思います。
今日は、試合を通じて笑顔や喜びを感じてもらえるようにプレーしました。3月11日の震災のあと、すぐにジーコに電話をしてチャリティーマッチができないか相談しました。それが実現できたことを誇りに思います。また、日本に戻って来られて、うれしく思います。日本は、私のサッカー人生の多くを過ごした場所です。とてもうれしく思います。あと、私たちブラジル人にとってジーコの横でプレーできるということは言葉にできないほど素晴らしいことです。多くのブラジル人はそう願っていますが、それができる人は限られています。その限られた人のなかに自分が入っていることを本当にうれしく思います。私はジーコとフラメンゴ、そして鹿島で一緒にプレーしました。ジーコは日本のサッカーを作り上げた人です。そして世界でも知らない人はいない。そのジーコとプレーできたし、息子(イゴール選手)もまた一緒にプレーできたことをうれしく思っています。
私の本当の夢は、日本のクラブでいつか監督をしたいというものです。それは鹿島アントラーズということではありません。だいたい、鹿島にそのスペースがありますか? 今まで監督を務めてきた人を見ると錚々たる名前ばかりです。とても私ができるスペースがあるとは思えません。それに鹿島はタイトルを取りすぎています(笑)。まだタイトルを取ってないクラブで挑戦し、タイトルに結びつけることをやりたいと思います。J1ということではなく、J2の舞台でもいいので、一緒に汗を流して戦っていけたら、と思います。
また、今年の鹿島は大丈夫かとみなさん心配していますが、私はそうは思いません。このチームの選手、監督、スタッフには下から這い上がる精神力の強さや団結心があります。どのチームにも調子の悪い時期はあり、たまたまその時期に当たっているだけです。鹿島がいまの位置に止まることはないです。それは私が保証します」
以上
※本日は、試合後の監督会見が行われませんでしたので、両監督の会見コメントはありません。
また取材の都合上、WITH HOPE UNITEDの選手コメントもありません。ご了承ください。
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