6月4日（土） 2011 J2リーグ戦 第15節
富山 1 - 1 熊本　（17:04／富山／2,390人）
得点者：28' 森泰次郎（富山）、77' 片山奨典（熊本）
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●高木琢也監督（熊本）：

「遠いところまで応援にきていただいたサポーターに感謝します。勝利をプレゼントできなかったことが悔しいです。
結論とすれば１−１のドローだったが、ひとつ良かったのは、初めて後半に得点が取れ、それが追い付くゴールであったこと。ちょっとしたことではあるが良い傾向だ。しかし、良かったことがそれ１つだけだったのが残念。自分の中でもまだ考えの整理がついていないが、前半、相手の攻撃や守備に受け身に回ってしまったと感じる。相手の［３−３−３−１］のウイークポイントを突くトレーニングをしてきたが、それをきれいにやろうという気持ちが強すぎて足が止まっていたように思う。選手たちは最後まで頑張ってくれた。ここでは具体的には言えないが、自分に大きなミスがあって本来なら追加点が取れたかもしれないのに奪うことができなかった。
次の週末のゲームに向けてトレーニングしていく。こんなゲームがまたどこかであると思う。１点取られてもひっくり返す、または自分たちからアクションを起こしてそうなる前にゲームを処理できるようにしていきたい」

Q：追い付くために原田選手をボランチに入れるなどポジションを変えて新しい戦い方を試みた。今後につながると捉えてもよいか。
「選手のポジションを動かすことは計算の立つものではない。追い付くために何かしなければならなかった。例えば原田をセンターにもっていったが、イレギュラーなこと。エジミウソンに疲れがみえてボールを散らせなくなっていたので、原田を真ん中に入れて散らしてクロスやサイドからの崩しをしたいと考えた」

Q：後半に入ってサイドバックの上がりも増えたが、指示があったのか？
「負けていたので点を取るために前に出るしかなく、そうさせた。前半、相手の大西選手が原田をマークしており、前からボールを奪いに来られて、もう一方のサイドも含めて前に出て行くことができなかった。出て行くことで大西選手を下げたかった」

Q：片山選手が入って仕掛けることで攻撃のバリエーションが増えたようにみえた。どんな指示をして投入したのか？
「仕掛けるシーンが全体的になかったので、片山にはシュート、クロス、仕掛けを行うように伝えてピッチに立ってもらった。彼は仕事をしてくれた。付け加えるなら、片山がサイドに入った時に次のアクションとしてどんなことが起きるのか、私がすべて指示しなくても、周りの選手がどう変化すべきなのか、片山の特長を生かすポジション取りを考えるなどアイデアを出してほしかった。時間帯や疲れを考えると仕方がないかもしれないが、少し単調になっていた。そのへんが我々が勝ち切れない理由だとも思う」

以上