6月5日(日)からの2011Jリーグヤマザキナビスコカップ開幕を記念して、これまでにサッカーマガジン、サッカーダイジェスト、エルゴラッソ、などで掲載された「My First Story」をJ's GOALでもご紹介します!
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悔しさだけでは終わらせたくない
2011Jリーグヤマザキナビスコカップの開幕が目前に迫ってきた。OB選手や現役選手に「初」をテーマに大会を語ってもらう今企画の第2回は、2006年にニューヒーロー賞を受賞した谷口博之の登場だ。川崎F時代に経験した2度のファイナルでは、ともに悔しさを味わった。当時の思い出と、新天地で迎えた今大会にかける意気込みを語る。
国立でのプレーは最高 あの舞台に再び立ちたい
2006年のヤマザキナビスコカップでベスト4に進出し、『ニューヒーロー賞』をいただきました。決勝に進めれば、受賞の可能性もあるかなと思っていたんですが、準決勝で千葉に敗れ、これはないなと。しかも第2戦は累積警告で出場できませんでしたから。ベスト4のチームから選出されることは、あまりないじゃないですか?ですから、受賞したと聞いて驚きましたし、「自分がもらっていいのかな」という気持ちもあったんです。
と同時に、初めていただいた賞の重みも感じました。過去の受賞者を聞けば、みんな日本代表に選出された選手ばかりじゃないですか。光栄なことですよね。リーグ戦では得点を取っていましたが、受賞した2006年の大会の出来自体は、良くなかった。自分の中では、リーグ戦を含めた働きを評価されてのことだったと思っています。
当時、川崎Fの監督だったセキさん(関塚隆監督)が本当に我慢して使ってくれたと思います。そのおかげという気持ちはありますね。自分の個性を生かしてくれる使い方をしていただきました。2005年はマンツーマン気味のディフェンスで、僕の役割は中盤の選手を抑えることがほとんどでした。とにかくがむしゃらに、相手を止めることしか考えていなかったですね。人に強いという特徴を生かし、ボールを奪ったら、すぐに(中村)憲剛さんに預けて、そこからジュニーニョにつなぐという形が機能していました。
2006年はときには中盤のバランスを崩してまで、前に出ていくこともあったのですが、セキさんは自分を信用してくれて、代えずに使ってくれたんです。2006年のリーグ戦では13ゴールだったのかな?(中村)憲剛さんと2人で23点取っているんですよ。2005年は守備中心で、2006年は攻撃にも絡めるようになった。いろんなことができる選手になりたいと思っているので、その面では成長できたのかなと思います。当時は左のボランチをやっていたのですが、2005年に左サイドバックを務めたアウグストは、とにかく攻撃が好きだったのに対し、2006年のマルコンはよく守備をしてくれました。その関係で攻撃的に行けたのだと思います。
ヤマザキナビスコカップでは、2007年のG大阪戦と2009年のF東京戦と2度決勝に進出しましたが、いずれも敗れて悔しい思いをしました。過去の試合はあまり覚えていないのですが、この2試合に関しては、ただ悔しいという気持ちしか残っていません。とくに2009年決勝のF東京戦は、いろいろなことがありましたからね。試合内容も良かったですし、点を取れるところで決め切れなかったのが痛かったですね。
あと少しで手が届くはずだったヤマザキナビスコカップのタイトルを逃したこと。その悔しい気持ちを知ったことが、自分にとっての「My First Story」かもしれません。やはり、決勝は注目されますし、国立競技場でプレーできるというのは最高ですから。あの舞台に再び立ちたいという気持ちは強いです。
横浜FMでは攻撃的な役割も期待されていますが、ゴールだけを考えているわけではありません。取れるときは取れますし、取れないときは取れないものですから。2列目から飛び出す機会を、もっと回数を増やしていきたいですね。守備に関しては、周りの選手がうまく自分のところに追い込んでくれている点も大きいです。コンビを組むオグ(小椋祥平)とのバランスもとれているので、さらに良くなっていくはずです。
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■プロフィール■
たにぐち・ひろゆき
1985年6月27日、神奈川県生まれ。2004年、横浜FMユースから川崎Fに加入。2006年のJ1リーグ戦で13得点を記録し、Jリーグベストイレブン、ヤマザキナビスコカップのニューヒーロー賞を受賞。2008年には北京五輪にも出場した。今季、横浜FMに移籍し、攻撃的なボランチとして不動の地位を築く
サッカーマガジン 5月31日発売号
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