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【J2:第15節 富山 vs 熊本】プレビュー:富山はここが正念場。“汗をかきアグレッシブ”の原点回帰で、5戦負けなしの強敵・熊本に挑む(11.06.03)

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6月4日(土)J2 第15節 富山 vs 熊本(17:00KICK OFF/富山チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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4戦勝ちなしで16位の富山が、5戦負けなしの6位・熊本を迎え撃つ。富山は前節に今季初の連敗を喫した。中位グループについていけるかどうか、今節から始まる6月の5試合が正念場だ。熊本は開幕から上々の滑り出しをみせている。下位からしっかりと勝点をかせぎ、J1昇格を目指す戦いを軌道に乗せたい。

富山は前節の北九州戦で1−2の逆転負け。台風の強い風のもと、風下になった後半に押し込まれ、終了直前のアディショナルタイムに決勝点を許した。
安間貴義監督はこの後半45分を今季ワーストの内容と総括する。「普段のアグレッシブさが感じられなかった。変な余裕をもって入ってしまい、ミスが連続すると消極的になってしまった」と話す。「1試合ごとに成長しなければいけないチームなのに、45分を無駄にした」との厳しい言葉も口にした。
オフ明けのミーティングは異例の約1時間にもわたった。“汗をかいてアグレッシブに”。今季のテーマをあらためて胸に刻んで今節に臨む。DF西野誠は「100%、120%の力を出してはじめて戦える。走ることや攻守の切り替え、気持ちをコントロールすること。チームの原点に帰ってプレーしたい」と話した。

再起に向けて先発メンバーにも変更がありそうだ。前節は北九州の両サイドバックへの対応で後手に回った。熊本もDF市村篤司らが攻撃的なため、安間監督はサイドへのてこ入れを検討中。守備陣に負傷者が多く、[3-3-3-1]の3列目の両サイドが手薄になっている。紅白戦では、アンカーの平出涼をサイドに出し、中央にMF森泰次郎が入る布陣を試した。平出と同じ19歳の森の成長はチームの誰もが認めるところになっている。指揮官は「サイドにパスを振り分ける力がある」と期待を寄せている。

熊本は前節の横浜FC戦で一時追い付かれながらも2−1で勝利した。通算4勝3分1敗と安定した戦いを続けている。組織的な守りは固く、総失点4はリーグで2番目に少ない。ほかにもチームの戦いぶりを象徴する特異なデータが2つある。被シュート数の46はリーグ最少。2番目の千葉が68なのでその少なさは際立っている(富山は97)。
総得点7はすべて前半に挙げている。全4勝で先制点を奪っており、早々にリードして逃げ切る必勝パターンを確立。守備力の高さ、ゲーム運びの巧みさがうかがえる。富山の安間監督は「熊本は高木(琢也)監督の考えが浸透して昨年以上に堅実。攻守の切り替えが早いし、高い位置からもアタックをかけてくるようになった」と話す。前半に得点が集中していることについての考察を尋ねると「リードされる展開がこれまで少ないだけで、終盤に追い付く力もあるだろう。J1昇格のために準備し、相当な力をもっているのは確か」と話した。

富山とすれば先制されて追いかける展開は避けたいところ。熊本の長身FW長沢駿を起点にする攻撃に丁寧に対応していきたい。斜めに走り込んでくる攻めを警戒し、マークを外さないしつこさと受け渡しの判断をトレーニングしている。
攻めでは前節、自陣から10数本のパスをつないでFW黒部光昭が先制点を挙げており、バリエーションの幅は広がっている。今回も先制点を奪って勝機を広げたい。

以上

2011.06.03 Reported by 赤壁逸朗
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