6月1日、「大分トリニータの本気度を示したい」とクラブから壮大なプロジェクトが発表された。その名は「7.9大分総力戦〜今ここに大分の力が集結〜」。7月9日に開催される第20節・F東京戦で3万人の観客を集めるというもの。
(詳しくは大分公式サイトをご覧ください)
大分の昨季の平均観客数は1万0463人。過去に観客数3万人超えを記録したのは5試合のみ。目標数値の3万人はかなり高い設定と言える。
ちなみに、大分トリニータの観客数ベスト5は以下のとおり。
1位 2003年7月13日 磐田戦(●0−4) 3万4823人
2位 2003年11月29日 仙台戦(△1−1) 3万3278人
3位 2008年11月23日 鹿島戦(●0−1) 3万1744人
4位 2003年5月10日 鹿島戦(△1−1) 3万0420人
5位 2005年11月20日 鹿島戦(●0−1) 3万0048人
1位、4位は大分のJ1初年度で、対戦相手としてやってくる絶頂期にあった磐田、鹿島をスタジアムで見たいと観客が殺到した試合。
2位の仙台戦は、両チームともJ1残留をかけた崖っぷち決戦。後に大分に移籍した根本裕一の同点ゴールで冷や汗をかいたが、なんとか引き分け1年目のJ1を終えた試合。
3位の鹿島戦は、ヤマザキナビスコカップを制覇し、クラブ初のタイトルを手にした後の試合。大分が勝てば残り2試合で首位に立てる可能性もあったが、結果は0−1で敗れ、2冠の夢が消滅した。
5位は、またも鹿島戦。シャムスカ体制1年目。指揮官の見事な手腕で降格圏内を彷徨うチームを見事に復活させ、首位の鹿島にどれだけ戦えるか注目が集まった試合。
言うまでもなく、3万人を記録したのはJ1在籍時。現在J2で13位のクラブには、非常に厳しいミッションではある。しかし、「3万人の前でプレーしたい」(宮沢正史)という選手の思いと、「サッカー観戦の醍醐味は、勝利したときの喜びとともに、スタジアムが醸し出す一体感、迫力です。この雰囲気を出すにはドームを満杯にするしかない」(青野浩志社長)というフロントの思いは揺るぎない。
前述の通り、最後に3万人を記録したのは、大分が最も輝いた年であった2008年。もう一度、あの輝きを取り戻し、再出発するには「3万人超え」は、挑戦しがいのある目標だ。そして、「3万人超えで初勝利」と歴史を塗り替えるチャンスでもある。クラブ、フロントだけでなく、サポーターが立ち上がるときだ。県民、企業、行政の力も必要だ。まさしく大分の総力戦。
ぜひ7.9は大分銀行ドームに。「大分の本気度」を見せようじゃないですか!!
以上
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2011.06.02 Reported by 柚野真也
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