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【J2:第15節 大分 vs 札幌】プレビュー:エースが目覚めた両チームの対戦。勝利を導くゴールを期待したい。(11.06.03)

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6月4日(土)J2 第15節 大分 vs 札幌(16:00KICK OFF/大銀ドチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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苦い記憶が再び刻まれた。2点リードしながら、後半に3失点し逆転負け。徳島、鳥栖戦に続き、大分は早い時間に先制しながら逃げ切れなかった。

田坂和昭監督は2点のリードを守り切れなかったことより「自分たちのサッカーが全くできなかった」ことを悔やんだ。確かに2点とった前半は大分ペースだったかと言えば、そうではなかった。得点シーンは意図した攻撃からであったが、その他は全く機能していなかった。シュート数は千葉の24に対し、大分は6。この数字を見て分かる通り、試合を通して試合を支配していたのは千葉であった。「千葉戦は実力通りの結果。一人ひとりの技術を見ても、(ボールを)止める、蹴るの差があった」と作田裕次が認めるように、雨で濡れたピッチで思うようにプレーできない大分に対し、千葉はいつもと同じようにプレーしていた。個で劣るならチーム力で戦うのが定石だが、「相手の流れをどう切るからがポイントだった。ポゼッションすることも大事だが、つなごうとする意識が高く、簡単にボールを奪われて攻め込まれるケースが多かった。簡単に切るのか、つなぐかの判断が必要」と宮沢正史。チームとして状況判断が共有できなかったと苦しい胸の内を明かした。

若いチームだからと言えばそれまでだが、仮にもここまで8試合を戦い、徐々に経験値も上がっている。「勝てる試合を引き分け、引き分けられる試合で負けた」(宮沢)苦い経験を糧にできなければ、ずっと若いチームのままだ。大人に近づくためにも、今節の札幌戦は修正力が問われる。

今週は「対札幌と言うよりは、自分たちのサッカーをどうするのか」(田坂監督)をテーマに練習に取り組んだ。選手も指揮官の意図を理解しており、「サイドの空いたスペースをつかって仕掛けたい」と複数の選手が話した。攻撃のイメージは共有できており、守備においても「ラインを高く設定し、コンパクトに保つ」だけでなく「ボールを奪ったあとのビルドアップ」と、守から攻の切り替えの速さを意識している。札幌はボールを失った瞬間からハイプレッシャーをかけてくるチーム。どちらが攻守の切り替えをスムーズにできるかがポイントとなりそうだ。

その札幌だが、前節は岡山対策としてシステムを変更したのが奏功し、ホームで3連勝と上昇気流にのりつつある。「今シーズンのなかで、一番勢いを持ってプレーできた」と古田寛幸は振り返り、「先手を取ったいいプレスを仕掛けることができた時間があった」(河合竜二)と、高い位置から積極的にプレスを仕掛けるスタイルに手応えを感じているようだが、何より眠れる大砲・近藤祐介が目覚めたことが大きい。移籍2年目にして待ち望んだエースのゴールは、チームに推進力を与えるはずだ。今節、近藤とマッチアップするだろう大分の池田達哉は「攻撃的で足も速く、身体も強い選手」と警戒し、F東京時代に同僚であった宮沢は「両方の足から強いシュートを打てる。元々身体が強いのに、最近はキレもある」と注意すべき選手として名を挙げた。

エースと言えば、復活を期する大分の森島康仁も8試合で4得点とゴールを量産中。また、前節には眠れる天才・前田俊介も2年ぶりのゴールで目覚めつつある。森島、前田、近藤、3者とも調子は良い。チームを勝利に導くエースは誰なのか。その辺りにも注目したい。

以上

2011.06.03 Reported by 柚野真也
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