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【J2:第15節 鳥栖 vs 徳島】プレビュー:ホーム通算勝利100勝目がかかる徳島戦は、サイドでの攻防がポイント。鳥栖は、クラブ史上初の単独首位の可能性もある試合に、否が応でも期待がかかる。(11.06.03)

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6月4日(土)J2 第15節 鳥栖 vs 徳島(13:00KICK OFF/ベアスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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まだ、リーグ戦は1/4も消化していないのだが、この話しをどうしてもお伝えしたくて我慢できない。正直、尹晶煥監督(鳥栖)には、「まだ、試合がたくさん残っているでしょう」とたしなめられたのだが、クラブ史上初とあっては書かずにいられない。

99年にJリーグディビジョン2創設とともに入会した鳥栖だが、いまだにJ1昇格の経験がないだけでなく、“首位”に立ったことさえなかったのだ。試合日程の関係での“暫定首位”と表現できた節もあったが、単独での“首位”の可能性がある今節は、監督やスタッフ、そして選手たちに申し訳ないのだが、勝手に盛り上がってしまう。しかも、ホーム戦通算100勝目がかかっている。応援する側は尋常ではいられない。しつこいと思われるだろうが、勝手に盛り上がってしまう。

好調の大きな要因として最初にあげるのは、失点の少なさである。
今節まで、失点は5しかない。首位の千葉よりも少ない失点で、同じ得失点差である。しかも、8試合中無失点が3試合で、複数失点(2点以上の失点)の試合はまだない。

次に決定力をあげることができる。今節までのシュート総数は88本、1試合あたり11本の計算である。この数値は、リーグ全体では8位であり、決して高い数値とはいえない。しかし、総得点14得点はリーグ3位で、1位とは1得点の差である。ちなみに被シュート数もリーグ3位(76本)である。尹晶煥監督の「シッカリと守ってからの攻撃」を有言実行しているといえる。

この好調さを選手たちに聞くと、共通のキーワード『ハードワーク』が返ってくる。DFをコントロールしているセンターバックの木谷公亮は、「全員がハードワークしているから、リズムも勢いも出てくる」とチームを代表して語ってくれた。ボールを奪えるところは全員でボールを奪いに行き、行けないときはシッカリとブロックを作って相手に付けこませないことができているのである。
攻撃に移っては、全員で畳み掛ける事ができている。特にボランチの岡本知剛から出たボールは、ピッチ幅をフルに使い相手DFに狙いを定めさせない。これにより、前線は空いたスペースを自由に使い、好機と見るとゴール前に飛び込んでくる。MF早坂良太、FW豊田陽平が得点順の上位に位置していることも納得できる。

対する徳島は、前節4失点したとはいえ鳥栖と同じ勝点で4位につけている。西嶋弘之、ドウグラス、島田裕介、そして柿谷曜一朗と満遍なく得点をあげているのが強みである。これにトップ下に入る衛藤裕が絡んでくるので、攻撃は多彩といえる。前節の反省を生かして、縦一辺倒の攻撃にならなければ、鳥栖のDFも守りにくいだろう。両チームとも、攻撃にアイデアを見せれば、優位に試合を進めることができる。鍵は、両チームのサイドを絡めた攻撃と筆者は見ている。なぜならどちらのチームも、サイドに正確なキック力を持つ選手が多い。サイドを起点として、どれだけ多くの好機を演出することができるのか、一瞬たりとも目を離すことはできない。

どこにボールを運んでも良いサッカーには、必ず得点できるという形は存在しない。逆に、必ず守れるという形もない。1個のボールを動かすことで、相手が緩みそこに隙が生まれるからだ。ボールを動かさないと、相手に与える脅威も生まれない。だからこそ、選手はピッチを走り、パスコースを作るのである。ボールだけを目で追うと、得点の過程を見落とすこともある。是非スタンドから、ピッチ全体を見渡して欲しい。そこには、ゴールを狙う貪欲な選手たちが、共通の思いをプレーで表現しているはずである。我々も、その思いを成し遂げるために声を枯らして応援しよう。選手もサポーターも目指す思いは同じなのだから。プレーの目的は得点を奪うことであり、試合の目的は勝つことである。

以上

2011.06.03 Reported by サカクラゲン
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