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【J2:第13節 富山 vs 草津】レポート:昇格目指す草津が勝負強さと技術力で激戦を制す。成長途上の富山も迫力十分の反撃で今後への可能性を示した。(11.05.23)

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5月22日(日) 2011 J2リーグ戦 第13節
富山 2 - 3 草津 (16:04/富山/2,985人)
得点者:24' 後藤涼(草津)、28' 足助翔(富山)、58' 足助翔(富山)、62' ラフィーニャ(草津)、65' アレックス(草津)
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どちらに転んでもおかしくないシーソーゲームだったが、勝点3は草津へ。富山は終盤、DF2人に代えて攻撃的な選手を投入するなど執念をみせたが及ばなかった。
草津はFWラフィーニャとアレックスが2ゴール1アシストで全得点に絡んで決定力の高さを発揮した。MF松下裕樹は「(目標は)昇格と口にしているからには落とせないゲームだと思っていた。内容よりも結果へのこだわりが高まっている」と語る。高い目標を掲げる覚悟、それにふさわしい実力と勝負強さをみせつけて、発展途上の富山を押し切った。

序盤は富山ペース。FW苔口卓也が後ろからボールを引き出して前線で起点をつくって攻めた。12分にフィードをDF江添建次郎が頭で落として苔口が狙ったがシュートは上に外れた。
草津は松下が両サイドに散らして揺さぶりをかけたが富山の寄せが早く、なかなかツートップまでボールが渡らない。アレックスが左サイドに流れて中盤の局地戦に参加し、徐々に攻撃機会を増やしていった。そして24分、アレックスが左サイドから鮮やかに長いスルーパスを通す。逆サイドから走り込んだMF後藤涼が抜け出し、自身今季初ゴールとなる先制点を挙げた。
しかし富山がすかさず追い付く。28分に右CKからDF足助翔がヘディングで自身Jリーグ初得点を決めた。

交互に攻め合う展開がハーフタイムをはさんでも続いた。富山は後半11分にMFソ・ヨンドクが左ポストに当たるミドルシュートを放つ。同13分になり、再び足助が決めて逆転した。FKを受けたFW黒部光昭がペナルティーエリア内で粘って体を反転しながらクロス、右からファーサイドに詰めた足助がスライディングで押し込んだ。
だが今度は草津が時間を置かずに同点とする。同17分、MF熊林親吾が左サイドに走ったラフィーニャに自陣からぴたりとパスを合わせる。ラフィーニャは相手3人に前方を塞がれたが右足を一閃して2試合連続となるゴールを突き刺した。直後の20分には右CKからアレックスがヘディングで決めてあっさりと再逆転に成功した。

草津の副島博志監督は「前半は相手のプレッシャーの早さを意識し過ぎて蹴り返してしまう場面が目立った。それではうちの良さが出ないので、冷静になってコントロールできるボールはグラウンダーでつなごうと伝えた」と言う。「ボールを動かしながら相手の背後やサイドを突きたかったが、後半は少しできたと思う」と振り返った。

敗れた富山だが、安間貴義監督は「出来たことが多くあり、悲観ばかりはしたくない」と語った。次々に攻撃のカードを切って同点を目指した終盤の反撃は、来場者をおおいに沸かせた。
後半28分、DF江添に代わってFW木本敬介を投入して[3−3−3−1]から[3−2−3−2]に陣形変更。同35分にもDF吉川健太に代えてMF関原凌河を入れて勝負をかけた。アディショナルタイムには決定的な場面をつくったが、木本のシュートはゴール上に外れた。安間監督は「(ホームで勝てるチームになるには)もう少し時間はかかるだろうが、根気強く声援を送っていただきたい」と話した。結果の無念さをばねに、内容の濃さを自信にして次の一歩へと備えたい。

以上

2011.05.23 Reported by 赤壁逸朗
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