5月22日（日） 2011 J2リーグ戦 第13節
栃木 1 - 2 愛媛　（13:03／栃木グ／3,140人）
得点者：12' 那須川将大（栃木）、53' 齋藤学（愛媛）、90' 吉弘充志（愛媛）
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●那須川将大選手（栃木）：
「ゴールシーンは（水沼）宏太が走っていたので合わせようと思っていた。昨年も愛媛戦は雨だったので、やってやろうという思いは試合前からあった。
後半の最初の時間帯は奪ってからの単純なミスが続いて、失点の前もセカンドボールが拾えず、相手にショートカウンターを受けていた。枚数は足りていなくはなかったが、ペナルティーエリアの付近だったので、シュートを打たせないことはやっていかないといけない。
前半は栃木のペースだったが、とどめを刺せなかった。１点では絶対に足りないし、追加点を取るくらいの気持ちでやっていかないといけない」

●水沼宏太選手（栃木）：
「選手が入れ代わる中でも、しっかりと同じことができるチームが本当に強いチーム。今は結果が出ていないので、ひとりひとりがチームコンセプトを全うすれば勝ち続けられるチームだと思う。もう一度、しっかり自分達の立ち返る場所があるので、そこへ戻って最初からやることが今は必要だと思う。
攻撃のアイディアはあるが、今日は同サイドに行くことが多く、もっともっと幅のある攻撃ができれば良かったと思う。守備から攻撃に移り変わる1本目のパスの精度を上げれば、毎回課題になっているが、一気に攻撃に行ける力はある。1本目のパスを右足か、それとも左足に出すかなど選択がちゃんとできればいい。
長いリーグ戦なのでこういうこともある。最後の昇格の時に起こるよりもよかったし、次に繋げないと意味のない試合になる。意味のある負けにして、次に繋げていければいいと思う。
（齋藤）学とは直接当たるわけではなかったが、ドリブルが特長の選手はひとりで周りにサポートがいなくても仕掛けられる。特長を出していたと思う。自分はパスを出してリズムを作り、ラストパスなどキックの精度を生かして決定的な仕事ができれば良かった。学のシュートは良かったと思う」

●小野寺達也選手（栃木）：
「空いているところにシンプルにパスを出そうと思っていた。それが90分を通してできれば良かった。1点を取られた後もチャンスがあったのに、そこを決めきれなかったし、失点シーンはディテールの部分を突き詰めていかないといけない。
自分がボールを触れた時はリズムができたので、そういう時間を長くしていきたい。そうすればゲーム展開も変わってくると思う」

●大和田真史選手（栃木）：
「なかなか思うようにいかなった。失点シーンは齋藤選手の技あり。素晴らしいゴールだった。ただ、簡単にああいうプレーをさせると乗るし、相手は勢いづく。もう少し全体でああいう状況を作らせない準備ができれば良かった。でも、失点後にズルズル相手のペースにならずに、もう1回自分達のペースに持っていけた。あとはゴールを決めるだけというチャンスを作れたのは悪くない材料だった。失点したから引きずるのではなく、開き直るではないが、自分達の原点に戻ればペースが掴めることがわかったのは良かった」

●関根永悟選手（愛媛）：
「システムを変えて臨んだので、バタバタするのは仕方がないとピッチ内では話していた。前半は1点で耐えて、後半に（齋藤）学が素晴らしいシュートを決めてくれ、最後に吉弘が決めてくれた。
ハーフタイムにはかなり監督から檄が飛んだ。うちは全員でサッカーをやらないといけない。ミスをしてもカバーして、気持ちを切らさないようやろうと試合前から言っていたので、そこが勝利に繋がったのかなと思うが、反省すべき点もたくさんある。修正してやっていきたい。
勝ってもミスが多かったが、大山などボールを繋げる選手が入ったので、もう少し落ち着いてサイドチェンジなどを入れられたら良かった。渡邊はパス出しができるので、これからも期待したい。とりあえず勝てて良かった。これがきっかけになればいいと思う。どんな勝ち方も勝利はうれしい。苦しかった1か月を忘れずに、次に生かせればいいと思う」

●吉弘充志選手（愛媛）：
「Ｊ初ゴールなので相当うれしかった。皆が耐えて耐えて取れたので興奮した。まずは交代して入ったら失点しないことを心掛けた。しっかり準備できていたからこそ、入ってからも落ち着いてプレーできた。
（小笠原）侑生のシュートが来るのではないかなと思っていた。来て、きれいなゴールじゃなかったが、気持ちが入った自分らしいゴールだった。当たり損ないがいいコースへ行った。チームが5試合ぶりに勝てたのは大きい。この勢いのまま、ホームで勝ちたい。次が一番大事だと思う。愛媛のサポーターと喜びを分かち合えるようにしたい」

●齋藤学選手（愛媛）：
「ゴールまで消えていたが、ボランチの裏のバイタルエリアは狙っていた。いい横パスが来たので、自分のスピードで縦に入れたし、シュートはイメージ通りだった。
簡単にシステム変更してもうまくいくとは思っていなかったが、勝ったことが唯一の収穫だったと思う。大きな一歩になるのではないかなと思う。
（水沼）宏太君とはガチガチのマッチアップをしたわけではないが、そんなにチャンスを作られたわけではなかった。相手FWに裏に抜けられたことはチームとして修正していければいい。宏太君との対戦はそれなりに楽しかった」

以上