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【J1:第12節 G大阪 vs 新潟】レポート:G大阪がアドリアーノの2ゴールで3連勝。ACLラウンド16に弾みをつける(11.05.22)

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5月21日(土) 2011 J1リーグ戦 第12節
G大阪 2 - 1 新潟 (19:04/万博/15,978人)
得点者:8' アドリアーノ(G大阪)、77' ミシェウ(新潟)、88' アドリアーノ(G大阪)
スカパー!再放送 Ch182 5/22(日)深00:00〜
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流れるようなパスワークから、ガンバ大阪らしい先制点だった。FWアドリアーノを1トップに据え、その下に左からFW宇佐美貴史、MF二川孝広、FWイ・グノで前線を構成したG大阪は、立ち上がりからペースを握り、新潟の守備陣を翻弄。得意のパスワークで揺さぶりをかけ、積極的に新潟ゴールを目指す。

そんな中、先制点が生まれたのは8分。MF遠藤保仁からのパスを左サイドで受けたFWイ・グノがドリブルで切れ込み、絶妙のクロス。強めの弾道で放り込まれたパスだったが、それをFWアドリアーノが左足できっちりとゴールに収める。J1リーグの試合では約1カ月ぶりのホーム戦ということもあってだろう。また立ち上がりからの積極的な姿勢がゴールに繋がったことで、万博記念競技場は歓喜に沸き返る。だがその約2分後、セットプレー時にMF二川孝広が相手選手と接触。額を強打して流血。前半15分に無念の交代。G大阪にとっては早々に1枚のカードを切らなくてはいけなくなったことの影響が心配される。
実際、その後はやや攻撃の勢いは形を潜め、新潟にペースを握られる時間帯も。ただ守備に回ることが増えた時間帯も、お互いが距離を保ちながらコンパクトな布陣で対応。立ち上がりの時間帯ほどの勢いはなかったものの、徐々にペースを取り戻し、攻勢に戦いを進めていく。

対する新潟はG大阪のMF二川が途中交代となった後、ややペースを取り戻す時間帯もあったが、基本的にはG大阪のパスサッカーに翻弄される展開に。相手の攻撃を“受け”に回ったこともあり、なかなか攻撃を仕掛けられない。ボールを奪っても、タイトなマークにも苦しむ中でパスミスも目立ち、2試合ぶりの先発復帰となったチーム一の点取屋、FWブルーノ・ロペスにボールが入る以前にボールを奪われるシーンも多く、フィニッシュまで持ち込めない時間が続く。結果的にG大阪の決定力不足にも助けられ1失点で終えたが、前半はシュート数『0』にも表れているように、全くと言っていいほどいいところないまま前半を折り返す。

3〜4点を奪い取るチャンスを作り出しながら1得点で終わったG大阪、いいところがないながらも1失点で終えた新潟、どちらが次の1点を奪うかが明暗を分ける材料になると思われた後半。両者ともに集中力の感じられる立ち上がりを迎えたものの、徐々に新潟が積極的な姿勢を示すようになる。かつ、黒崎久志監督が積極的に前線の顔ぶれを代えたことも功を奏し、少しずつペースを掴んで行く。それでも、G大阪も負けておらず、やや新潟にポゼッションを取られながらも時折、ショートカウンターから鋭い攻撃を仕掛ける。中でも前半から積極的な仕掛けを魅せていたFW宇佐美の勢いは後半、相手のマークがより厳しくなってからも衰えず。左サイドを起点に、攻撃チャンスを作り出す。

そんな中、次の『1点』は、G大阪守備陣のミスを活かす形で77分、新潟のMFミシェウが手に。数少ないチャンスをゴールに繋げ、試合を振り出しに戻す。しかもG大阪はその失点直後、守備の要、DF山口智が負傷交代に。さらに厳しい状況に置かれる中、DF内田達也が初のJ1 リーグの舞台に立つ。
今季、公式戦全勝中の万博記念競技場が再び沸いたのは88分のことだった。MF佐々木のパスを受けたFW宇佐美が、ゴール前中央から強烈なシュート。新潟のGK東口順昭が弾いたボールにすかさず反応したFWアドリアーノが右足でゴールをとらえ新潟を突き放す。これが、新潟にとっては悔しい決勝弾に。それでも、後半は勢いを保ちながら、アディショナルタイムも含めて最後まで攻めの姿勢を見せた新潟だったが、再びのリードで優位に立ったG大阪も最後まで落ち着いて試合を運び、2−1で試合終了。これで、G大阪はJ1リーグ戦3連勝。中2日で迎える正念場の戦い、ACLラウンド16のセレッソ大阪戦(@万博)に弾みをつけた。

以上


2011.05.22 Reported by 高村美砂
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