5月21日(土)J2 第13節 熊本 vs 千葉(13:00KICK OFF/水前寺)
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リーグ序盤のヤマ場と言っていいだろう。12節までの6試合を終えて、熊本は3勝2分1敗の勝点11で5位。思い返せば、昨シーズンの序盤も開幕から5試合を無敗で乗り切り、8節に勝点差3で首位の柏を水前寺競技場に迎えた。そこまで積み上げたものがトップを走るチームに対してどこまで通用するのか、それを見極める意味もあったこの試合、熊本は1−3と敗れ、以降4試合勝ちがない状態でペースダウンしてしまった。今節も迎えるのは首位を走る千葉。リーグ最少の失点2という守備でどう千葉の攻撃を抑え、そしてどう得点を奪うのか。今後の展開にも影響を与える注目の一戦だ。
その千葉は現在5勝1敗で、11得点はリーグトップ。前線に加わったオーロイの高さは熊本のDFに対しても脅威であることに変わりはないが、それ以上に警戒が必要なのが深井正樹、米倉恒貴、太田圭輔ら、オーロイへのボールに対してサポートに入る2列目。高さばかりを警戒してその周囲へのケアを怠ると、スピードのある千葉のアタッカー陣に隙を突かれてしまいかねない。再開後5試合連続出場中のセンターバック廣井友信も「高さもだけど、セカンドボールの争いやチャレンジ&カバーをしっかりやることが大事」と話すとおり、今までのベースになっている部分を「いつも以上に集中して」(廣井)、プレーで表現しなくてはならない。
もうひとつのポイントはやはりセットプレー。熊本はここまでセットプレーからの得点はないが、逆に千葉は前節・岡山戦での竹内彬の決勝点をはじめ、マーク・ミリガンからのロングスローなども含めてリスタートからの得点の形も多彩で、こうした千葉のストロングポイントをどう抑えるかが熊本にとっては重要になる。そうした意味でも、ここまでやってきたことが試されると言える。
さて、この千葉戦に関してだが、開幕前に今季の展望を聞いた際、高木琢也監督が例として挙げたフレーズに「例えば2mの選手をどうやって抑えるか、考えると楽しいじゃないですか」というひと言があったことを踏まえれば、何らかの手を打ってくると考えてもおかしくない。実際、「1人1人の力とチームの力で千葉に対してどんなことができるか楽しみだし、自分が選手だったらオーロイをどう封じ込めるか、ゲームをやりながらも楽しむと思う」と話していて、札幌戦でダブルボランチを採用しながら水戸戦で再び1アンカーに戻した中盤の構成を含め、先発の顔ぶれにも今節をどう戦うかの意図と狙いが込められることになるだろう。
ただ、「リーグも中盤に入れば順位も力通りになっていくから、トップや2位のチームに対して1試合で(順位を)ひっくり返せる位置にいられるかがすごく大事」と南雄太も話しているように、今後を視野に入れれば熊本としては1ポイントではなく3ポイントを手にしたい。前節の水戸戦は、内容的には勝点1を拾ったと捉えることもできるが、3ポイントを手にするにはやはりどんな形であれゴールを奪う必要がある。当然、千葉の守備を攻略するプランについては今週のトレーニングでも意識していたが、今の熊本に足りないのは、前節も感じられたゴールへの強い欲求や渇望感。19日の練習では高木監督の「前に付けろ!それじゃ勝負してないじゃないか!」という声が飛び、長沢駿も「もっと貪欲に狙いたい。意識していることを体で示さないと始まらない」と話した。FWに限らずチーム全体で何がなんでも点を取るという姿勢を、この試合で見せなくてはならない。
南は言う。「今の千葉なんかは、きつい試合をしていても最後にはモノにしている。昇格するチームには、そういう理屈で説明できない部分がある。上位と離されるとどんどん負けられなくなっていくから、ここからが大事。だからこそ直接対決では負けられないし、勝てば本当に大きい」。
ならばそれを獲りに行こう、全員で。
以上
2011.05.20 Reported by 井芹貴志
J’s GOALニュース
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