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【J2:第13節 鳥栖 vs 札幌】プレビュー:J1での実績を持つチームとの対戦が続く鳥栖。今節を乗り切ってこそ、開幕ダッシュと言えるのではないだろうか。守備陣が一新された札幌をいかにして崩すかが鍵となるだろう。(11.05.21)

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5月21日(土)J2 第13節 鳥栖 vs 札幌(13:00KICK OFF/ベアスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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過去の実績と誇りを胸に戦う選手たちは、実力以上に手ごわいものだ。F東京から始まった今季の戦いは、中断期をはさんで横浜FC、東京V、京都、大分、湘南と続いた。彼らは、J1で戦った実績と誇りを持って鳥栖と対戦した。シーズン前には、昇格候補No.1にあげられたチームもある。それらを相手にJ1未経験の鳥栖は、3勝1分2敗と白星先行で乗り切っている。2敗したといえど、どちらも0−1の惜敗と言えるもので内容では上回っていたとも言える。

今季の鳥栖は、自信を持って戦っているように見える。6位につけているからだけではない。いずれの試合も『最後まであきらめない』姿勢が見えるからである。キャプテンであり守護神のGK室拓哉は、「みんなの気持ちがひとつになっている」とチームの状況を語る。その証拠に放ったシュートは総計65本とリーグ中6位と中位で、被シュート数は67本と数字上は思わしくはないが、得失点差は+3と健闘している。全員で守り、好機に得点を奪っているからこその数値である。これは、室の言葉を実証できることではないだろうか。

その健闘の中でも特筆すべきなのは、中盤の選手の活躍といえる。好守のバランスだけでなく機を見ての攻撃参加を見せる岡本知剛や身体を張った守備から一瞬にして攻撃モードに入る永田亮太。ここまで3得点の右サイドの早坂良太と逆サイドで起点を作り続ける國吉貴博。そして、第10節以降の活躍が目ざましい金民友と豪華な布陣である。彼らが流動的に動いて様々な攻撃パターンを見せるのが今季の鳥栖の特徴でもある。早坂良太は、「前がシッカリしているし、必ず誰かが空いたスペースに入っているので、バランスを考えて動ける」と中盤の連動性を語ってくれた。これにスピードあるFW池田圭と強さと高さの豊田陽平、足元に絶対的な自信を持つ野田隆之介と最前線も様々なオプションが考えられる。このリーグ屈指の攻撃陣で、一新された札幌守備陣をどのように崩していくのかが楽しみである。

対する札幌は、シュート数(49本)に対して被シュート数(71本)が大きく上回ってはいるが、得失点差は−1と粘り強く戦っている印象がある。前節は、鳥取に17本のシュートを浴びながらも、無失点で切り抜け2得点をあげて勝点を積み上げた。これは、前線からの守備の意識の高さと石崎信弘監督の作戦(選手起用)が成功したといえる。前節はトップ下でプレーした高木純平の活躍は目ざましかった。元々どこでもこなすユーティリティさを持っていたが、トップ下の位置から執拗にボールを追うプレーは、後方からのフィードを窮屈にするだけでなく、ボールを奪えば一気にゴールに迫ることもできる。札幌としては、高木純平を含めた中盤の攻撃参加を多く行いたいところである。

互いに少ないチャンスを得点に結びつける攻撃力を持っているチームだけに、守備での連携には気をつけておきたい。シッカリと守って攻撃につなげるプレースタイルは、互いに得意とするところである。選手の健闘だけでなく、両監督の選手交代を含めた采配にも注目しておきたいカードである。

サッカーは、誰がシュートを放っても良いしピッチ内ならばどこに行っても良い。しかし、ボールは1個しかなく、そのボールをコントロールできるのは一人の選手に限られる。相手チームはそのボールを奪いにかかり、味方選手はそれをかわしながら相手ゴールへ運ぼうと試みる。チームで共有しないといけないのは、勝利への執念とその手段であり、そこには、チーム戦術とチームワークが必要である。立ち止まって考える時間もなければ、プレーの判断を確認する余裕もない。サッカーは、常に身体と頭を動かし続けなければプレーできないスポーツである。

以上

2011.05.20 Reported by サカクラゲン
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