5月21日(土)J1 第12節 神戸 vs 広島(19:00KICK OFF/ホームズ)
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広島2位、神戸5位。現在の順位が示すように、この試合は好調同士の対戦である。特に、神戸は前節のアウェイ清水戦を1−5の大量得点で快勝。何より、大久保嘉人と都倉賢がそれぞれ2得点を挙げている点が大きい。取るべき人が取っているチームは安定感が生まれ、いわゆる“強い状態”にあるからだ。
一方の広島も前節のホーム横浜FM戦で李忠成が2得点、ムジリ1得点と取るべき人が取っている。ただ、今節は李が警告の累積により試合に出られない。J1ゴールランキングでトップタイと好調を維持しているエースの不在は、広島にとって大きな不安材料かもしれない。とはいえ、広島にはもう一人のエース佐藤寿人がいる。他の選手が彼をどう生かすかが一つのポイントになる。神戸の和田昌裕監督も「両ワイドの山岸智選手、ミキッチ選手をどう抑えるかがカギ」と見ている。
もう一つのポイントとしては先制点をどちらが挙げるかだろう。今季の両チームには先制点を奪った試合は負けなし(共に3勝1分)というデータもある。言い替えると、両チームとも先制点を奪うとリズムが生まれ、ゲームを支配する傾向があるということだ。当たり前と言えば当たり前だが、先制点を奪って3勝以上し、しかも無敗は首位の柏以外はこの2チームだけ。そういう意味でも、今節に関しては先制点がかなり重要な試合になりそうである。
もう少し、先制点について細かく分析してみる。最もゴールが生まれやすい前半立ち上がり15分間の得点を比べると、広島の2得点に対し、神戸は0点。これだけを見れば、先制点を奪う可能性は広島の方が上である。
皆様にもうちょっとだけ能書きにお付き合いいただいて、GK防御率も比較してみる。神戸の徳重健太が4失点で防御率0.67なのに対して、広島の西川周作は5失点で防御率0.83。共に高い防御率を誇っているが、わずかに神戸の徳重に軍配が上がっている。
結論。データ的にはほぼ互角。ただし、広島の欠場選手が多いことを加味し、神戸のストライカー都倉が目覚め始めた今、勢いは神戸にあると言えそうだ。都倉自身も「キャンプから積み重ねてきたことがピッチで発揮できるようになってきた」と自信をのぞかせている。それに神戸はホーム。しかも、和田監督の選手時代の恩師とも言えるスチュアート・バクスター氏が試合を見守る中、負ける訳にはいかない。試合前日、和田監督は「バクスターさんが来られているからといって特に意識はしていない。でも、現役時代に彼から組織で戦うことを学んだ」と言って、少しニヤリと微笑んだ。ように見えた。
奇しくも今季の神戸が好調な理由の一つは組織力にある。バクスター氏への恩返しの意味も含め、目の前で広島の不敗神話に終止符を打つつもりかもしれない。
以上
2011.05.20 Reported by 白井邦彦
J’s GOALニュース
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