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【J2:第12節 東京V vs 北九州】プレビュー:前節の初勝利で東京Vは波に乗れるか?昨季とは確実に変貌を遂げている好調・北九州に挑む。(11.05.13)

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5月14日(土)J2 第12節 東京V vs 北九州(14:00KICK OFF/味スタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch184 後01:50〜
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前節、東京Vは5試合目にして待望の今季初白星を挙げた。井上平の2季ぶり得点、アキレス腱断裂で離脱した土肥洋一へ捧げた飯尾一慶のゴール、そしてGK柴崎貴広のプロ入り初勝利など、前節・岐阜戦での一勝には間違いなく一勝以上の価値があった。

その好影響はチームの雰囲気にもダイレクトに表れるもので、
「勝利は自信をもたらす。そして、全てを前向きにし、そこからいろんなことができるようになる」(土屋征夫)
「勝たなきゃ意味ない。内容が悪くても、とにかく全部勝ちたい」(森勇介)
「勝つと笑顔が増える。笑顔が増えれば雰囲気も良くなって、明るくなる。それが、チームにとってもサポーターにも自分にも本当に大事。引き分けじゃダメ」(小林祐希)
など、選手たちの口からはこれまで以上に勝利の必要性を説くコメントが数多く聞こえてきた。
「一勝するということがどれだけ大変なことか、みんなわかったと思う。それと同時に、勝つことがどれだけ嬉しいかも感じている。また勝って、あの喜びを味わいたい。そのためには常に100%で戦わなければいけない」(飯尾一慶)。今節も、目の前の一勝を懸けて全力で挑むのみだ。

いま、まずチームが最重要視しているのが「守備の形の徹底」だという。「失点しなきゃ、負けはないから。ここまで、自分たちが良い流れでやっていても、たった一発で点をとられてしまうことが何回もあった。そういう綻びを作らないための連携作りをいまは最優先にしている」と、森は語る。土屋も、前節の失点を振り返り「せっかく良い時間帯に先制したのに失点し、ペースを悪くしてしまった。あれは完全にDFラインのミスだった」と、反省するが、一方でそのシーン以外のところでは、徐々に守備の連携が深まっているという手応えも感じているようだ。特に、今季からセンターバックでコンビを組んでいる深津康太の成長を高評価。「強いし、良いプレーをしてきたけど、勝つことで、康太もみんなからの信頼をもっともっと得られていく」(土屋)

また、土肥洋一の長期離脱によって、「僕しかいない」という責任感がこれまでの比でない柴崎も、チームメイトからの信頼獲得に燃える。「そうやってみんなが信頼しあえることで、またチームワークというのが生まれる」(土屋)。チーム力を深めるためにも、失点0を目指す。

攻撃面では、ゴールの形に注目したい。これまでも「バリエーションを増やす」ということを何度も書き、「フィニッシュの前までのアイデアは増えてきつつある」としてきたが、森は「得点して、はじめてそれが“バリエーション”と呼べる。いくら良いアイデアでゴール前に運べても、それが点にならなければ本当の意味の“バリエーション”ではないんだと、僕は思ってる」という。「セットプレーではなく、流れからの得点」の必要性を、森は強調した。そこで期待したいのが、今節を「僕にとっては、信頼を得るために一番大事な試合」と、人一倍重く位置付けている井上である。一昨年は、シーズン終盤で初ゴールを決め、そこから絶好調が続いたがすぐオフになってしまったが、今回は違う。「まだシーズンの早い時期だから、今後が楽しみ。いま一番感じているのは、点を決めることがいかに大事かということです。どんなにボールが回っても、点が入らないと見ている人も自分たちも楽しめない」と語るその思いを、ぜひ流れるようなパスワークからのゴールで表わして欲しい。

対するのは北九州である。ここ3試合2勝1分と好調で、結果が出ていることがまた、さらなるチーム力向上へとつながっているのではないだろうか。「昨季とは全く別のチーム」と、東京Vの選手たちは口々に語っており、昨季1勝に終わったチームとは微塵も考えていない。さらに言えば「僕たちより順位が上のチーム」と、警戒心の方が強い。新指揮官・三浦泰年監督にとっては、“古巣”となる東京Vとの対戦だけに、思い入れも一入に違いない。白熱した試合が見られそうだ。

北九州の好調を支えているのは、強固な守備ではないだろうか。3試合連続無失点は決して簡単なことではない。その堅守を武器に、攻守の切り替え速く、プレッシャー厳しく、積極的な攻撃を仕掛けられるかがポイントとなるだろう。

前節の水戸戦、特に前半は自分たちが主導権を握ってゲームを支配していたが、その中で得点を挙げることができなかった。後半、相手にペースをもっていかれながらもPKによる1点を奪い、それを死守して勝利を得たが、今節は自分たちの流れの時に得点できるかが最大のテーマと言えよう。安田晃大、森村昂太ら能力の高い選手を有しているだけに、きっちりと結果を積み上げ、今後のチーム力アップにつなげたい。

ところで、東京Vの選手たちにとっては、北九州といえば期限付きで移籍している「福井諒司」の名が挙がり、対戦を楽しみにしている。プレーの癖も熟知しているため、「あいつからボールを奪ってゴール決めたい!」と、井上、小林は得点を強く狙っている。
「VTRを見ると、福井も確実に成長しているのがわかる。それに負けないように、僕たちも成長している姿を見せたい」と飯尾。東京Vにとっても、北九州にとっても、互いに良い刺激を受けあえる好ゲームを期待している。

以上


2011.05.13 Reported by 上岡真里江
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