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【J2:第12節 愛媛 vs 徳島】愛媛側プレビュー:信頼を取り戻すために戦う四国ダービー。愛媛らしさを貫き、ダービー連勝を目指す。(11.05.13)

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5月14日(土)J2 第12節 愛媛 vs 徳島(14:00KICK OFF/ニンスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch178 後01:50〜
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開幕2連勝の後に2連敗。そして、前節の湘南戦はドロー。2勝1分2敗の五分で今節を迎えた愛媛は、ホームで今季初の四国ダービーを迎える。敵地ながら湘南戦では3連敗を免れ、土壇場で追いつき勝点1をもぎ取った。しかし、「連敗は止まったけど、勝ってない」と赤井秀一が言うように、選手たちは勝利に飢えている。「調子が悪いなりに得点を決めたことは嬉しいけど、勝ってないし順位もよくない」と、同点ゴールを決めた齋藤学も口を揃える。

連勝から連敗、そして一歩踏み止まったこの流れで迎えたダービーに「ある意味で今季(の行方)が掛かっている試合になる」と意気込む関根永悟。2004シーズンからダービーのピッチに立ち続ける赤井も「勝つことによってそのあとの戦い方、チームの勢いも変わる」と、この一戦の重要性を強調。さらに「自然とモチベーションが上がるし、勝てば喜びも大きい試合」とバルバリッチ監督も語るように、土曜の決戦に向けてテンションは高まっている。

ただ、やるべきことはハッキリしている。「攻撃も、守備も全員が参加すること。そして100%の力を出し切ること。力を出し切れば、相手が千葉でも湘南でも戦えることは示した」とバルバリッチ監督。「高い位置からプレッシャーをかけること。相手のゴールに近い位置で奪えれば、その分攻撃も早くなる。守備でも攻撃でもこっちから仕掛けたい」と高杉亮太は語るが、ハードワークを怠らず愛媛らしいサッカーをダービーの舞台でも貫くことが重要だ。

その上で、まずは先制点を与えないこと。先行逃げ切りの連勝後に一転、勝利から遠ざかった3試合ではいずれも先にリードを許して苦しんだ。「先取点取られなければやれる、ということは、この5試合でみんながわかったと思う。だから、まずは守備が大事」と渡邊一仁は語るが、過去、いずれの試合でも先制したチームが負けていないダービーだからこそ、一瞬の隙が命取りになる。

そこで、ポイントになるのは中盤での攻防だろう。特に、攻守の切り替えにはいつも以上に注意が必要だ。例えば、前節の湘南戦はフリーキックのチャンスに前がかりになって、ボランチと最終ラインの間にスペースを作ってしまった。「アジエルに対して、はっきりしなかった」と田森大己は悔やんだが、シュート数では湘南をわずか5本に押さえ込みながら、一瞬の隙が失点に繋がってしまった。「攻めている時のリスク管理が必要。バランスを崩すと主導権を握られてしまう」と、愛媛で初先発を果たした吉弘充志も気を引き締める。

このアジエルの件をダービーに置き換えるなら、徳島で警戒しなければならない選手の1人は柿谷曜一朗。「乗ってくると厄介なので、つぶす場面ではしっかり対応したい」と関根は警戒する。しかし攻守の切り替えを逆転して考えれば、愛媛は攻め残った柿谷の背後を素早く突けるか。赤井、そして関根とダービーを知り尽くした2人が徳島の左サイドを攻略できれば、突破口が生まれる。

前から積極的にプレスをかけ、なおかつアグレッシブにゴールを狙いつつ、さらにリスクマネジメントも忘れない。ダービーという大舞台で90分間、気を緩めず戦い抜くことは簡単ではない。それでも、今節はダービーという以外にもホームで戦い抜かなければならない理由がある。それは「ショッキングな敗戦」とバルバリッチ監督が語る前回のホームゲーム、北九州戦。「いい教訓になった」と指揮官は続けたが、0−3という完敗に選手たちは奮起し、アウェイで愛媛らしさを取り戻す要因にもなった。そして「前回のホームでああいう試合をしてしまい、サポーターに残念な思いさせてしまった。ダービーでは気持ちが入ったいい試合をしたい」と思いを語る赤井。多くの選手が、同じ気持ちを共有していた。勝つことによって取り戻すことができるサポーターの信頼。選手たちはその思いを胸に刻み、運命の四国ダービーに臨む。

以上

2011.05.13 Reported by 近藤義博
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