今季ここまで2試合の出場に留まっている吉井孝輔。昨季、フィールドプレーヤーで最多の35試合(2,985分)に出場したことを考えれば、当の吉井本人にとっても現状は決して満足できるものではない。しかし、いつ出番が来てもいいように、コンディション、メンタルともにキープすることに務めている。
「この間みたいな連戦だと、やっぱり疲れも溜まってくるし、交代出場でも先発と同じようなプレーができるようにしないといけない。いつでも出られる準備をしておかないと実際にいいプレーはできないし、自分だったらどうするか、考えながらやっていかないと、いざという時にフィットできないですから」
今季ここまで、前節の札幌戦を除き、熊本は中盤をダイヤモンド型にした4−4−2のシステムを採用。そのため、昨季、原田拓とコンビを組んでいたダブルボランチの1枚としてではなく、紅白戦やトレーニングマッチでは、吉井は右のサイドハーフとしてプレーする機会が多い。「どちらかというと、右は中に絞り気味にポジションをとってアンカーのサポートをしたり、イチ君(市村篤司)を上げる形が多い」というチームの特徴を踏まえ、今まで以上に頭を使ってプレーすることを意識している。
そうした部分で吉井がライバル、そして身近な手本と捉えているのが、今シーズンから加入した根占真伍だ。「真伍さんは繋ぐのもうまい。(ボランチでプレーしていた)昨季と違って、2列目から飛び出したり、前にいい形でクサビを当てたり、攻撃の意識を強く持たないと、真伍さんからポジションを取って試合に出られない」と話す。
ただ、少しずつ慣れてきたそうで、サイドの位置でプレーすることによって、どんなタイミングでパスを受けたいか、ボランチとの関係でどう動けばいいのかなどを考えることに繋がり、「プレーの幅も広がる」と手応えも感じている。
今季出場の2試合はいずれも途中からの交代出場で、プレー時間は合計してもわずか18分と短いが、全試合ベンチ入りを果たしていることからもわかるとおり、その豊富な運動量を生かした献身的なプレーや球際の強さ、そしてボールを奪ってから前へ出る力はチームにとって欠かせないもの。今後、徐々にプレー時間は増えていくはず。23番のプレーに刺激を受けた22番、2人のポジション争いに注目したい。
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2011.05.11 Reported by 井芹貴志
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