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【AFCチャンピオンズリーグ2011 C大阪 vs 山東】レポート:C大阪、山東にリベンジ達成!初のラウンド16進出を完勝で決めた!(11.05.11)

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5月10日(火) AFCチャンピオンズリーグ2011
C大阪 4 - 0 山東 (19:00/長居/9,035人)
得点者:39' ピンパォン(C大阪)、47' 清武 弘嗣(C大阪)、73' 乾 貴士(C大阪)、81' 倉田 秋(C大阪)
ホームゲームチケット情報 | ACL特集
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2011年5月10日、C大阪がまた1つ新たな歴史を刻んだ。ACLグループリーグ最終戦となる第6節、グループGのC大阪は、山東魯能にホームで4−0と快勝し、勝点を12に伸ばした。この結果、全北現代(同15)に次いでグループ2位となり、ACL初出場にしてラウンド16への切符を勝ち取った。

この試合でC大阪が引き分け以上の結果を残せば次のラウンドに進めることができ、逆に負ければ相手の山東が勝ち上がるという、まさに雌雄を決する一戦が、今回の直接対決だった。10日の大阪長居スタジアムは雨が降り続き、湿度も高く、梅雨の走りかと思えるような悪天候。それでも、ピッチは見事に整備され、C大阪のパスサッカーが活きる状態でもあり、その勝手知ったるホームで、サポーターの力強い応援を受けて、C大阪の選手たちは躍動する。

ボランチのマルチネスを出場停止で欠くなか、キム ボギョンをボランチに、ホドリゴ ピンパォンをシャドーの位置に下げたC大阪のレヴィークルピ監督は、前線にJ1第10節で起死回生のゴールを決めた小松塁を今季初めて先発で起用。すると、この布陣が見事にはまる。長身かつキープ力のある小松を軸としたことで、ボールロストの割合が減少。中盤でのポゼッションも増し、10分に清武弘嗣が乾貴士とのワンツーから決定機を作ると、そこからはC大阪が終始ペースを握る。

「始まってから15分くらいでバラバラになってしまった」(ライコ・マギッチコーチ)山東が、イエローカードを連発するほどのラフな戦いを仕掛けてくるなかでも、C大阪は動じなかった。キム ボギョン、中後雅喜の両ボランチや、茂庭照幸、上本大海の両センターバックをはじめ、選手たちは球際の強さを発揮して、第2節のアウェイ戦とは見違える戦いを見せる。そして、39分、先制点をピンパォンが獲得。「マル(丸橋祐介)のシュートが、ちょうどよくGKのリバウンドで僕の頭に当たって、それでゴールに入った。ラッキーだったなというのが正直なところ」と謙遜するも、ブラジル人ストライカーが得点の嗅覚の鋭さを見せ、この試合で最も大事だった先手を、C大阪が奪った。

前半を1−0で折り返したC大阪。後半早々に勝負を決める。47分、小松のプレスからボールを奪い、カウンターを仕掛けると、乾からパスを受けたピンパォンのクロスを小松がヘッドで落とし、最後は清武。目前のDFを巧みにかわすと、素早く右足を振り抜き、シュートをゴールネットに突き刺した。

こうなったら勢いはもうC大阪。73分には再びカウンターから小松が抜けだし、相手にプレスを受けつつも、ゴールをお膳立てし、乾が泥臭くゴール。そして、永井龍、倉田秋を直後に送り込み、なおも点を取りに行ったC大阪は、81分にも倉田が得点を決め、4−0の大差に。第2節での屈辱を、まさしく倍返しの形でリベンジし、堂々とグループリーグ突破を果たした。

「今日の試合を一言で言うと、技術、戦術、そしてフィジカル、すべてにおいて、最高のパフォーマンスを選手たちが見せてくれたので、ほぼ完璧な試合だったと思う」。レヴィークルピ監督は試合後の会見で開口一番、この大事な試合で見事な結果を残したイレブンを絶賛したが、シュート数でも、C大阪の19本に対して山東はわずか3本。それほどまでに、終わってみれば、相手の山東に何もさせないほどの完勝だった。「今日のようなプレーを続けることができれば、どんどん上を目指せる、これは間違いないと確信した」というレヴィークルピ監督は、ACL上位進出に自信を深めた様子だった。

ただ、1つ誤算だけあったとすれば、DFの要、茂庭がイエローカードを受け、大事なラウンド16の一発勝負で累積警告により出場停止となってしまったこと。キム ボギョンへのラフプレーにより山東の7番クイ・ポンが2枚目の警告を受けて退場になったシーンで、相手に主将として猛然と抗議の意を示した行為が、逆に警告の対象となってしまった。これには、「残念でならない」とレヴィークルピ監督も悔しがっていた。

一方の山東は、5日の監督交代の影響もあってか、ホームで2−0とC大阪を下した面影は皆無。「私がこのサッカーの仕事に従事してから、一番力のなさを感じた試合」と述べたライコ・マギッチコーチは「こういう戦い方で負けたのは非常に恥ずかしく思う」と、会見で怒りをあらわにし、質疑応答の場では自らの進退について、辞任も示唆。なんとも後味の悪い最終戦となった。

グループGを2位で勝ち上がったC大阪は、ラウンド16でグループEの1位と、アウェイで一発勝負に挑む。もちろん、その前にはリーグ戦も控えており、次節は浦和とのアウェイ戦。「今日はすごく次につながる戦いができたと思うし、それをつなげながら、早く1勝を、次でぜひ勝ちたいと思う」と中後も言うように、今季のJ1初勝利に向けて、すぐに気持ちを切り替えていた。

以上

2011.05.11 Reported by 前田敏勝
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