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【AFCチャンピオンズリーグ2011 C大阪 vs 山東】プレビュー:初のベスト16入りをかけて、山東との決戦に臨むC大阪。ホーム長居で新たな歴史を築くために、勝ちに行く。(11.05.09)

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5月10日(火)AFCチャンピオンズリーグ2011 C大阪 vs 山東(19:00KICK OFF/長居)
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初めてのアジアの舞台、ACLグループリーグも、この第6節で最終戦となるC大阪。山あり谷ありと、Jリーグとはまた違った体験をここまでしてきたが、成績は5戦3勝2敗、勝点9で、全北現代(同12)に次ぐ2位に付けている。前節、アレマ・インドネシアに4−0と勝利したことにより、今回のホームゲームで引き分け以上の結果を残せば、念願のベスト16入りを決めるところまでやってきた。

そして、この最終節でC大阪が対戦するのは、中国王者の山東魯能。3月16日、初めての海外公式戦で0−2と悔しい敗北を喫した、因縁の相手だ。山東は現在勝点7で3位。つまりは、この直接対決で、まさしく雌雄を決することになる。

約2ヵ月前のあの敗戦後、C大阪イレブンの誰もが悔しさを露わにした。言葉がなかなか出てこない選手もいた。アウェイの雰囲気に飲み込まれた。「これがACLというのが、よく分かった」とは、当時の茂庭照幸のコメント。中国独特のサッカーに、何もできないままやられたのが、C大阪のACLアウェイ初戦だった。

「あの頃と今ではちょっと違うし、違ってなきゃいけない」。今の茂庭は、しっかりと前を見据えながら、チームの成長に自信を示す。開幕早々のあの頃と、試合を重ねるごとに連係が深まってきている現時点では、C大阪の攻撃陣も、守備陣も、プレーの精度は上がってきているのは確か。リーグ戦では3分け1敗と勝ちきれない試合が続くも、先のJ1第10節仙台戦では劣勢のなかでアディショナルタイムに小松塁のゴールで引き分けに持ち込むなど、強い精神力も付きつつある。

そして、山東との決戦を迎えるC大阪だが、今節では舵取り役のマルチネスが累積警告のため出場停止。仙台戦後にもレヴィークルピ監督が述べたように、キム ボギョンがボランチに入り、ACL第3節、ホームで勝利した全北現代戦のようなシステムで臨むことが見込まれる。「1度山東とは対戦しているが、また同じゲーム展開が予想される。相手はフィジカルが強く、空中戦やフィジカル勝負に来るだろう」と山東を分析するレヴィークルピ監督だが、「それに合わせず、ウチはグラウンダーでつないで、ホームで勝利を目指したい」と、今度は自分たちのサッカーを貫きたい構えだ。主将の茂庭も「いつも通り常に挑戦していく姿勢、セレッソ大阪のサッカーを90分貫くことが大事になる」と述べるなど、選手たちはその思いを充分に認識している。

C大阪ペースに持ち込むためには「先制点を取れれば、我々に有利な状況になる」と指揮官。「そうすると、彼ら(山東)は前がかりに来るだろう。そこをカウンターでしっかり決めるチャンスもできる。だからこそ、先制点を奪うことをイレブンに強調したい」と、こだわるのは、先手だ。

一方で山東魯能は、勝たなければ2005年以来となるグループリーグ突破は実現しないため、C大阪とのホーム戦で見せたような、がむしゃらな姿勢を見せてくるだろう。注目は、C大阪戦でも活躍した大型ストライカーの9番HAN PENGと、そこからのセカンドボールをうまく拾ってC大阪戦で得点を決めている8番WANG YONGPOの前線。そして、7日のリーグ戦でFKを決めてチームを勝利に導いた中国代表の司令塔でもあるレフティの21番DENG ZHUOXIANGの精度の高い左足は脅威となりそう。また、セットプレーで脅威となる3番RENATO、10番OBINAの両長身ブラジル人もしっかりとチェックすることが、C大阪には必要だ。

ただし、今季アウェイでまだ勝利のない山東は、5日にブランコ・イバンコビッチ監督が健康上の問題により、突如監督を辞任。マジッチヘッドコーチが急遽昇格して、タクトを振るうことになった。7日のリーグ戦では勝利しているものの、現在3勝1分2敗で8位といまいち伸び悩んでいる状況のだけに、この大阪遠征では不振を払拭したいという強い思いで試合に来ることは想定される。

それでも、今回はC大阪のホーム、長居での一戦。絶対に負けは許されない。そして、あの山東戦では会場の雰囲気に負けたところもあっただけに、今度はC大阪サポーターが作り出す熱気で、山東を押し切りたいところ。火曜日のナイトゲームだが、ぜひC大阪サポーターのみならず、日本のサッカーファンにも長居に来てほしい。日本を代表して戦うC大阪イレブンを後押ししてほしい。今度はC大阪イレブンが、自慢のパスサッカーで翻弄するところを見せてくれるはずだ。

なにせ「第1戦アウェイで0−2でやられているので、条件とか考えずに、次は勝点3を取って(グループリーグを)勝ちたいと思っている」と小松も言うように、リベンジへの思いはC大阪誰もが持っている。ACLでやり残したことがないよう、この地で全力を尽くし、C大阪はベスト16を目指す。

以上

2011.05.09 Reported by 前田敏勝
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