5月8日(日) 2011 J2リーグ戦 第11節
鳥栖 2 - 1 大分 (13:03/ベアスタ/8,614人)
得点者:15' 森島康仁(大分)、90' オウンゴ−ル(鳥栖)、90'+3 豊田陽平(鳥栖)
スカパー!再放送 Ch183 5/9(月)深01:30〜
☆totoリーグ
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1年前の記憶が甦った――。昨年の大型連休最後に対戦した鳥栖戦である。大分が先制し、鳥栖が追いつく。試合はアディショナルタイムで決着がつく劇的なドラマが待っていたのも同じ。そして勝者も……。プレビューで田坂和昭監督の名脚本家ぶりをつらつらと書き「予告編がないだけに当日が楽しみだ」とほざいてはみたが、まさかリメイクになるなんて想像すらしていなかった。
2000人のサポーターとアウェイに乗り込んだ大分は、全体をコンパクトに保ち、高い位置からフォアチェックを仕掛ける狙いが見事にハマった。予想以上の圧力を受けた鳥栖は出鼻をくじかれた。大分は相手の動揺を見逃さず、早い時間帯に先制点を奪い試合の流れを掌握した。
この試合で特筆すべきは、宮沢正史と土岐田洸平のダブルボランチだ。ボールホルダーに対し献身的な守備を続け、球際でも体を張った。それによりセカンドボールが奪いやすくなり、高い確率で中盤のボール奪取に成功した。
先制点は、まさにそうした守備の賜物だ。ハーフライン付近で宮沢が果敢にプレスをかけミスを誘発。その決定機を見逃さず、こぼれ球を森島康仁が拾い「迷いなく打った」ミドルシュートを得点に結びつけた。宮沢の気迫溢れる姿から「今日こそ勝つ」という強いが感じられた。が、熱い思いとは裏腹に時間の経過とともに試合のペースは鳥栖へと傾いていった。
1点のビハインドを負った鳥栖は、いつも通りのハードワークで追い込みを掛ける波状攻撃に迷いはなかった。対して、「先制したことで受けに回ったしまった」(田坂監督)大分は、後方からのビルドアップもままならず、ロングボールが多くなり空回り。これまで試合を支配していたダブルボランチの上空を何度もボールが行き来した。いつものならこの場面で指揮官の的確な選手交代で流れを変えるのだが、60分過ぎに前田俊介が足を攣り、森島が腰を負傷する不運に見舞われ、思うような交代のカードを切れなかった。加えて、瀬戸際で攻撃の芽を摘んでいた土岐田も足が攣り、治療のためにピッチから離れることを余儀なくされる。その隙を突かれるように90分に同点にされ、修復する間もなくアディショナルタイムにゴールを許し、逆転負けを喫した。
バトル・オブ・九州の厳しさ、鳥栖の執念に屈した大分は、リーグ再開後4戦未勝利。今節も早い時間帯に先制しながら逃げ切れない未熟さを露呈してしまった。悪い流れを断ち切ろうと落ち込んだ選手たちに「悔しいがここで投げちゃ駄目だ、次に進んでゆくにはいい準備をしよう」と声を掛けたという田坂監督。次節の首位栃木との対戦までに早急な建て直しが迫られる。
以上
2011.05.09 Reported by 柚野真也
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