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【J1:第9節 新潟 vs 神戸】レポート:新潟がブルーノ・ロペスの2戦連続ゴールでホーム初勝利。神戸は流れをつかみ切れず(11.05.04)

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5月3日(火) 2011 J1リーグ戦 第9節
新潟 1 - 0 神戸 (14:03/東北電ス/30,610人)
得点者:74' ブルーノロペス(新潟)
スカパー!再放送 Ch185 5/4(水)深00:00〜
totoリーグ
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新潟が1-0で神戸を下し、今季ホーム初勝利を飾った。後半29分、ブルーノ・ロペスがボレーシュート。自身の2試合連続ゴールでチームに第1節福岡戦以来の勝点3をもたらした。神戸は守りを固めてカウンターからチャンスを作ったが、ゴールを奪えなかった。

反応はスムーズだった。シャープに振り抜いた右足で捕らえたボールは、神戸守備陣が反応する間もなく、ゴールネットにライナーで突き刺さった。「ファーを狙ったけど、真ん中に行った。うまく決まってよかった」。2試合連続のゴール、そして自身にとってはホーム戦初得点。ブルーノ・ロペスはホッとしたように笑った。

後半24分、右サイドから藤田征也がスローイン。それをチョ・ヨンチョルがヒールパスで浮かせる。「いいボールがつながってきた」。スローインの際、自らのマークが手薄になっていたことを確認し、いつでもシュートを打てる体勢を整えていた。

前半37分、チョ・ヨンチョルがPKを止められた。後半に入ると神戸のカウンターの前に押し込まれる場面が増えた。攻撃もバイタルエリアからパスが通らない。そんなもどかしい雰囲気を消し去ったゴール。「彼は完全にチームに溶け込んでいる」と黒崎久志監督は言う。

ここまでの3得点はすべてチームメートとの連係から。個人技で圧倒するタイプではない。その分、チームの戦術理解には時間を費やしている。練習中からチームメートと話し合う。神戸戦前も酒井高徳、本間勲らと1対1で話し、プレーの確認をした。

この試合をハイーサ夫人と7カ月になる長女のニコーリちゃんが観戦した。家族の前で初めて決めた得点。「家族とサポーターにささげたい」と感謝を示す。そして「このゴールはこれからホームで決めていくゴールの第1歩です」。ストライカーとしての自覚を堂々と口にした。

神戸は新潟を上回る16本のシュートを放った。コーナーキックも9と、新潟の4の倍以上。前半からブロックを作って守備を固め、ボールを奪ってからはホジェリーニョ、ポポ、大久保嘉人らがカウンター。スピードのある攻撃で新潟のゴールを脅かした。

そこまでは作戦通り。ただ、「決定的な場面で得点できなかった」と和田昌裕監督。後半24分、カウンターからゴール中央で森岡亮太がフリーになったが、新潟のGK東口順昭に左足1本でセーブされた。フリーのシュートがたびたび枠を外れるなど、絶好のチャンスを逃した。2度、PKを与えたがGK徳重健太の好セーブなどでいずれも無失点でしのいだ。ただ、後半36分にイ・ジェミンが2枚目のイエローカードで退場するなど、左右する流れをつかみきれないまま終わった。

第8節大宮戦も優位に立ちながら0-1。ただ、この試合は前線からボールを奪い、アグレッシブに攻めながらの結果だった。新潟戦は守備重視で入ったが、要所で先制された。違う戦い方から同じ結果が導き出された。今後の方向を定めるきっかけの1つにもなる。

新潟は勢いを本物にするために、結果とともに内容が問われる。無失点に終わったが、あっさりとカウンターを許した場面は課題の1つとして見えた。

ともに、チームの質を高めていくための意味のある一戦になった。

以上

2011.05.04 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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