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【J2:第9節 岡山 vs 大分】レポート:ロングフィード・サイド攻撃の大分を相手にタフに戦った岡山のホーム初戦。結果はスコアレスドローの痛み分け。(11.05.01)

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4月30日(土) 2011 J2リーグ戦 第9節
岡山 0 - 0 大分 (16:04/カンスタ/8,384人)
スカパー!再放送 Ch183 5/1(日)後01:00〜
totoリーグ中断期間を振り返るJ2編
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「選手起用から、大分は徹底した戦い方をしてきた」(岡山・影山雅永監督)。「非常にタフなゲームになるだろう、と選手に話していた」(大分・田坂和昭監督)。両監督の言葉どおり、ある意味「激戦」と呼ぶにふさわしいプレーが繰り広げられた。

大分の戦略は、ロングフィードとサイド攻撃にあった。4−4−2の布陣を採り、2トップには、高いテクニックのある前田俊介と、ここまでの2試合で2ゴールを決めている森島康仁。前節・草津戦で何度もロングボールを蹴りこまれた大分は今節、3バックの岡山に対して、サイドのスペースを狙ったロングボールを多用した。田坂監督は「ロングボールというより、早く、長いボールのフィード」と伝えた。「前半、ちょっとロングボールが多すぎたかなっていうのはありますが、モリシ(森島)がいい起点になっていたと思う」と、初めてボランチに起用された土岐田洸平は話す。

前半、岡山は繰り返されるロングフィードに対してもコンパクトに粘り強い守備を行なっていたが、徐々に大分が前に持ち込む回数を増やし始めた。前でキープする前田、裏を狙う森島を中心にチャンスを作り、2列目のチェ ジョンハン、西がセカンドボールを拾ってシュートまで持ち込む。26分の西弘則のシュートは決定的に見えたが、ポストに弾かれた。「自分たちを越えたボールを追って、素早く下がることが出来なかった」と、岡山のボランチ・仙石廉は話す。

双方決定打に欠けたゲームだったが、今、より悔しがっているのは、岡山か、大分か。今節に関して大分に足りなかったのは最後のプレーの精度だけだった。岡山はつなぐことは出来ても、もう少し組み立てや崩しに時間がかかる。チアゴ投入を生かすことが出来なかった点について、「(チアゴ頼みの)単純なクロスで終えるようになってしまった。それまで通りのやり方でサイドを変えたり、プレー出来れば」と、今節キャプテンマークをつけた20歳の仙石。彼は「普通のプレーを普通に出来る(安定した技術とメンタルを持った)貴重な選手」と監督から評価を受けているが、すべての曖昧なプレーを明確な意思あるプレーに変えられるようゲームを見つめている。

岡山は4日後、ホーム・カンスタに、開幕から3戦全勝の栃木を迎える。影山監督は、「選手起用も含めて勇気ある攻撃が出来るよう、準備したい」と話す。今季初めてボランチとしてプレーした竹田忠嗣は、隙を見つけては積極的に上がり、クロスを上げ自らもシュートを放ちMVPといっていい活躍だった。また80分に交代出場した臼井仁志は、3月6日以来の出番で、攻守に思いがみなぎるプレーを披露。主力、サブの選手の違いが個性だけ、となっている今の岡山、総力でこの連戦に結果を残したい。

以上

2011.05.01 Reported by 尾原千明
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